主婦向けの新たな月刊誌が相次いで誕生した。主婦と生活社が発行する『CHANTO(チャント)』、学研パブリッシングの『aene(アイーネ)』。どちらも30代前後の主婦層をターゲットとしている。 雑誌の売れ行き自体が決して好調とは言えない今、なぜ創刊が相次いでいるのか。この背景を読み解くには、変わりつつある主婦の消費のあり方にヒントがあるようだ。主婦の生活社から6月4日に創刊された『CHANTO』は、今年5月、休刊した主婦雑誌『すてきな奥さん』の後続誌として生まれた。 「『すてきな奥さん』というタイトルからも分かるように、1990年の創刊当時は結婚したら女性は家に入るのが一般的だった時代。時間はかかっても賢く節約するための情報が求められていました。しかし、今や共働きが当たり前。今時の主婦のニーズに応えるには、アプローチを変えなければならないと気づきました」と、山岡朝子編集長は解説する。 そこで
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