2015年6月に公職選挙法の一部を改正する法律が成立、公布された。これによって、年齢満18歳以上満20歳未満の者が参加できるようになった。先日、いよいよ選挙権の年齢が引き下げられてから初めての選挙が実施されて話題となった。 総務省によると、投票率は18歳が51.17%、19歳が39.66%と、18歳の方が高かった。18歳は高校などで主権者教育を受ける環境にある一方、19歳は大学生や社会人になっており、親元を離れながらも住民票を移していない人が多いためという見方が強い。 なお、総務省の抽出調査によると、参院選での20歳代の投票率は1992年以来20~30%台にとどまっており、今回の18、19歳の投票率は過去の20歳代よりは高い水準となっている。 今回は18、19歳による初選挙記念として、高校生たちが選挙に参加する際にSNS上で起きる問題や、彼らが選挙に行きたくなる仕掛けについて考えていきたい