Googleは米国時間9月6日にリリースした最新の「Android」セキュリティパッチで、8月に明らかになった「Quadrooter」と呼ばれる一連の脆弱性のうち、残っていた2件の問題を修正した。 4件("quad"という名称はこれに由来する)の脆弱性を含むQuadrooterは、少なくとも9億台のAndroid端末に影響を与えることから特に重大な問題となっていた。大きなリスクをはらむこれらの脆弱性は、専門知識を持つ高度な攻撃者が利用すれば対象端末とそのデータに完全にアクセスできるというものだった。 モバイルOSであるAndroidソフトウェアの開発元でスマートフォンも提供するGoogleは、これまでのセキュリティパッチによって少なくとも2件、あるいは3件の修正をほとんどの端末に提供済みだと述べた。しかし、残りの脆弱性は、同社が月例パッチをリリースした6日まで、1カ月間放置されていた。 そ