少なくとも1000万台の「Android」デバイスが「HummingBad」と呼ばれるマルウェアに感染していると、サイバーセキュリティソフトウェアメーカーのCheck Point Software Technologiesが報告した。 Check Pointは、このマルウェアが2月に発見されてから監視を続け、この脅威を分析した結果を報告した。それによると、感染数は変化の少ない状態が数カ月間続いた後、5月中旬になって急増したという。 HummingBadが特に注目される理由は、その背後にいる組織の存在だ。Check Pointによると、開発チームが所属しているのは、北京に本拠を置くYingmobという一見合法的な企業で、数百万ドル規模の取引がある広告分析会社だという。 イスラエルに本拠を置くCheck Pointは、現地時間7月1日に公開した分析レポートの中で次のように述べた。「Yingmo