リリース前製品の紛失、そして、社員が警官になりすました疑いなどを背景にAppleは、同社セキュリティ担当幹部を退職に追い込んだと、消息筋が明らかにした。 元米連邦捜査局(FBI)員で2007年にAppleに入社する前はPfizerに勤務していたJohn Theriault氏は、Appleでセキュリティ部門を統括していたが、Appleではその間、重要な企業秘密が複数漏えいしていた。 Theriault氏にコメントを求めたが直ちに応じてもらえなかった。また、Appleの広報担当者はコメントを拒否した。Theriault氏の退職については、9to5mac.comが最初に報じた。 Appleのセキュリティ面での問題は、2010年3月に始まった。当時、Appleのエンジニアが「iPhone 4」のプロトタイプをカリフォルニア州レッドウッドのバーで紛失した。同プロトタイプは、2人の男性の手に渡った後、