ニューヨーク近代美術館(MoMA)のデザインコレクション担当者のPaul Gallowayは、公式ブログへの投稿で、ドコモが1999年にリリースした176種類の絵文字を収蔵コレクションに加えると発表した。 日本で生まれた絵文字は、「Emoji」として世界のユーザーに親しまれ、それぞれの国で特徴的なデザインが生み出され続けている。ドコモの絵文字は栗田穣崇氏が開発を主導したもので、iモード端末で使用できる12×12ピクセルで作られた。 Paul Galloway氏は、絵文字は携帯電話の限られた画面上で視覚的に多くの情報を伝え、新たな視覚言語の爆発的流行の先駆けとなった点を評価している。また、絵文字の普及以前はテキストの中で「:)」などの顔文字を加えるに過ぎなかったのが、絵文字の登場によって微妙なニュアンスの表現が可能になり、文章表現が豊かになったとも評している。