最終回となる今回は、mbedで音声認識を試してみたいと思います。IoTでは、デバイスがネットワークにつながっています。このためデバイスでは処理が難しい高度な処理を、ネットワークで接続された別のコンピュータで行い、デバイス側ではその結果を利用するという処理形態が可能となります。これによりデバイスの見かけの能力を大幅に引き上げられます。 音声認識でデバイスを制御する Bluemixには、あらかじめさまざまなサービスが提供されており、これらを用いることで多様なアプリケーションを簡単に構築できます。今回はWatson Speech to Textというサービス(以降、WSTと呼びます)を用いて音声認識の機能を利用します(図1)。 図1 音声認識サービス mbedに対して音声で命令を伝えると、その動作を行ってくれるようにしてみましょう。今回は簡易的に「明るくして」という音声を認識したら、照明の替わり