Appleが、グラフィックスツールキット「Metal」を新たに「Mac」向けに提供すると、サンフランシスコで開催中の「Worldwide Developers Conference(WWDC)」で米国時間6月8日に発表した。 Metalは、「iPhone」と「iPad」搭載のプロセッサ「A7」「A8」「A8X」で強化されたグラフィックスタスクと処理タスクの統合を開発者が活用できるようにするものとして、2014年のWWDCで発表された。その狙いは、より高速なパフォーマンスとグラフィックス強化を実現した「iOS 8」向けタイトルによって、モバイルゲームの品揃えを拡充することだった。 Mac版のMetalを利用することで、開発者はパフォーマンスの高速化とグラフィックスの向上をMacで実現させることが可能になる。