米航空宇宙局(NASA)のジェット推進研究所(JPL)は8月19日、「来月、地球に小惑星が衝突する」といううわさがネット上に広がっているが、何の根拠もない──と否定する声明をWebサイトに掲載した。 うわさはブログやソーシャルメディアで広がっており、「9月の15日か28日にプエルトリコ近くに小惑星が落着し、米国や中央アメリカに甚大な被害をもたらす」という内容だ。 JPLによると、地球近傍天体の観測結果からは、予測しうる将来に地球に危害を及ぼす可能性のある小惑星や彗星は全く見つかっていないという。「衝突で破滅的な影響を及ぼすような天体が来月もし衝突するであれば、現時点でもう何かが見えているはずだ」。 また衝突する可能性がある天体であっても、向こう100年以内に衝突する可能性は0.01%以下だとしている。 この手のうわさは定期的に現れるが、NASAはそのたびに丁寧に説明かつ否定するコメントを公