8月にネット上に流出し、米国家安全保障局(NSA)との関連が疑われているハッキングツールをめぐり、今なお何十万台という数のルータとファイアウォールがツールの標的となるリスクにさらされている。 一連のハッキングツールは、「Shadow Brokers」と名乗るグループが、「Equation Group」と呼ばれるグループから手に入れたものだ。研究者らは、NSAによる監視活動に用いられていたツールだとみている。ネットワーク機器メーカーのCisco SystemsとFortinetはこの問題の影響を受ける脆弱性の存在を認めており、また研究者らは流出したコードが本物とみられるとの見解を示している。 このハッキングツールは、攻撃者がデバイスからVPNのパスワードを抜き取ることを可能にするものだ。 しかし、この脆弱性に対する修正プログラムは、Ciscoが脆弱性の存在を認めてから1カ月以上たった今もなお
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