この連載では、アウンコンサルティングの現地駐在員による、日本・台湾・香港・タイ・シンガポールでのマーケティングに役立つ現地のホットトピックを週替わりでお届けします。今回はタイから、現地企業のO2Oの取り組みをお伝えします。 タイでタイムマシン経営は成り立たない? O2O(Online to Offline)という言葉が日本でよく聞かれるようになったのは2012年頃からです。この頃、とりわけスマートフォンやタブレットが普及したことによる影響が大きいといわれています。 その頃のタイはというと、年々ネットユーザー数が増え、日本と同様にスマートフォンも一気に普及しました。結果として、タイにおけるネットユーザーの多くは、スマートフォンからアクセスするのが一般的になりました。 しばしばタイをはじめとする東南アジアでビジネス展開を検討する際に、「タイムマシン経営ができる」と話題にのぼることがあります。タ