米国時間6月16日、Googleのソーシャルネットワーキングサービス(SNS)上で、オンラインバンキング情報を盗もうとする新たなワームが増殖していると、セキュリティ企業が警鐘を鳴らした。 「MW.Orc」と称される同ワームは、Googleの「Orkut」ウェブサイトのブラジル人ユーザーを主な標的としている。FaceTime Security Labsの発表によると、同ワームはポルトガル語で書かれたメッセージを用いて、JPEG画像に偽装させたファイルをクリックさせるようユーザーを誘導するという。 「minhasfotos.exe」というファイル名を持つ最初のファイルは、ユーザーのシステム上に、「winlogon_.jpg」および「wzip32.exe」の2種のファイルを作る。感染直後にユーザーがWindows XPの「マイコンピュータ」アイコンをクリックすると、ユーザーの個人情報が素性不明の