ロシアの顔認識サービスが、見知らぬ人の写真を撮り、アプリを使って身元を特定できるようにすることで、公共空間における匿名性を危険にさらしている。 「FindFace」という名称のアプリは、人気の高いロシアのソーシャルネットワーク「Vkontakte」で一般に公開されているデータを利用しており、70%の成功率で身元を特定できると主張している。 FindFaceは2016年2月に登場したばかりだが、ロシアの写真家Egor Tsvetkov氏によるプロジェクト「Your face is big data」(あなたの顔はビッグデータ)が広く報じられたことで、世間での認知度が一気に高まった。Tsvetkov氏はこのプロジェクトで、FindFaceアプリを使い、地下鉄で写真撮影した人々の身元を特定した。FindFaceの創設者らによると、同アプリの登録ユーザーは今や50万人に達しており、300万件近い検