ハードディスク(HDD)は60年にも渡ってコンピュータ業界で欠かせない存在だったが、市場調査会社TrendForceによると、2018年にメモリベースのストレージシステムへその座を譲るという。 コンピュータの世界でHDDによる革命が起きたのは、IBMが初の商用HDD「RAMAC」を発売した1956年のこと。HDDは、0または1のデータを回転するプラッタと呼ばれるディスクの微細な区画に磁気情報として書き込み、それを読み出すことで記憶装置として機能する。 ところが、HDDは携帯電話やスティック型USBストレージ、デジタルカメラに入るサイズでないため、こうしたデバイスではフラッシュメモリがデータ記録に利用される。PCではHDDが一般的だが、高速性の要求されるPCではフラッシュメモリをまとめた半導体ドライブ(Solid-State Drive:SSD)が使われるようになってきた。 今やSSDはイロ