ロシアのセキュリティ企業Kaspersky Labが、マルチメディアコンテンツの表示に使われる「Silverlight」に危険なゼロデイ脆弱性があることを発見した。多数のユーザーがリスクにさらされる恐れがある。 同社は現地時間1月13日付けのブログ記事で、この脆弱性が悪用されると、感染したコンピュータへのアクセス権が掌握され、悪意あるコードを実行して秘密情報を窃取したり、監視したり、大規模な問題を引き起こしたりするなどの活動が可能になる恐れがあるとしている。 SilverlightはMicrosoftが開発したウェブアプリケーションフレームワークで、ウェブ上で情報量の多いコンテンツの表示をサポートする。世界中の多数のPCユーザーによって、さまざまなOSで利用されている。Silverlightにセキュリティ上の不具合が報告されるのは珍しいが、脆弱性が存在した場合は深刻な影響を及ぼす恐れがある