スマートフォンで「Google Maps」を開いてみよう。自分がいる場所に応じて道路や建物が表示されるほか、青い点が見えるはずだ。この青い点が「現在地」フォームにおけるユーザーを表しており、ユーザーの移動に合わせて点も移動する。この点は屋外を歩くときには便利だが、屋内(空港やショッピングモール、あるいは筆者が今いるカンファレンス会場など)を移動する場合には、どこともつかぬ場所にいるような気持ちにさせられてしまう。 Googleはそれを「Tango」という取り組みによって変えたいと考えている。 以前は「Project Tango」と呼ばれていた取り組みであり、屋内の世界を地図にしようという同社の意欲的な計画だ。Google Mapsは今でも絶大な人気を誇っており、ユーザー数は10億人を超える。Google Mapsは地図製作者の壮大な夢だが、Tangoの対象は、道路や河川、国立公園ではない。
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