IBMは、Merge Healthcareを10億ドルで買収すると発表した。同社のコグニティブコンピューティングシステム「Watson」を用いた医療画像の解析などを実現させることを目指す。 Merge Healthcareのプラットフォームは、7500を超える健康管理サイトで、医療画像の処理に使われている。また、同社は臨床システムも取り扱っている。 今回の買収は、IBMにとって、ヘルスケアがWatsonの商用化のためにいかに重要な業界であるかを明確に示すものだ。Watsonはさまざまな業界で応用されているが、このところ最も盛んに活用が進んでいるのはヘルスケアの分野だ。 IBMは、Watsonの画像分析を、Merge Healthcareの医療管理プラットフォームと組み合わせたいと考えている。Watsonのクラウドアプリケーションとの一体化により、電子健康記録にさらなる知性化をもたらすことが
![IBM、医療画像処理など扱うMerge Healthcareの買収を発表--「Watson」で活用へ](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2d688b0fc736349d095fbbeb213df7066ccfaa4e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fjapan.cnet.com%2Fstorage%2F2015%2F08%2F07%2F7a118a5efdfb1a56c76a997b17303074%2Fmerge-xray_640x480.png)