21世紀に入りビジネスは一層複雑化し、市場の変化も激しくなっている。そうした厳しい環境に打ち勝つ経営管理システムとしてEPMに注目が集まる。米国で普及が進むEPMの最前線を報告する。 最近のある調査によると、米企業の約80%の企業がEPM(エンタープライズ・パフォーマンス・マネジメント)に取り組んでいるという結果が出た。米国では最近、ユーザー企業やITベンダーのEPMに対する動きが活発になってきている。 EPMは、ERP(統合基幹業務システム)やCRM(カスタマー・リレーションシップ・マネジメント)やBI(ビジネスインテリジェンス)などのようなソフト製品の分類を指すのではなく、経営管理システムを意味する。分かりにくい概念なので、その説明から始めたい。 米調査会社AMRは、EPMを「各部門を横断するアプリケーションやビジネスプロセスの上位レベルにおいて、ビジネスの意思決定を支援するスーパーセ
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