仕事を始めてすぐ、90年最初に"オブジェクト指向"に出会い、これがソフトウェアの品質と再利用性を上げる技術だと直感しました。しかし、技術だけではソフトウェアは作れない。技術やプロセスではなく、「人」の視点が最も大きいことに2000年に気づきました。私はそれ以来、 ソフトウェア開発 = 工学 + 管理 という静的なモデルではなく、 ソフトウェア開発 = デザイン + コミュニケーション という動的モデルで、人の重要性を主張し続けています。ソフトウェアは、人が人のために作っている。どんなに優れた工学と管理手法をもってしても、この一点を忘れた瞬間に、よいものづくりはできないのです。 2006年に立ち上げた会社(チェンジビジョン)では、「見える化」をテーマにした製品、JUDE(ジュード)とTRICHORD(トライコード)を開発しています。デザインの見える化がJUDE、プロジェクトの見える化がT
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