雑誌で二社の会計参与に就任した税理士さんのインタビュー記事を読んだ。 新会社法施行後、役員の改正の目玉と言われながらも、低調な滑りだしだった「会計参与」、実際に就任し、その任務に当たっている税理士さんはどう感じているのか、興味深かった。 就任したのは、年商約6億円の製造業と7億円の印刷業で、いずれもそれまで顧問をしてきた会社だったことから、自社の決算書が金融機関から高く評価されることなどのメリットをできるだけ詳しく説明した結果、就任要請に至り、快諾し、前者は昨年9月に、後者は12月に就任したそうだ。 日頃から月次巡回監査と書面添付を実践していた顧問先だったため、職務としては「会計参与報告書」の作成以外特に変わったことはないという。 その意味で、就任に躊躇する必要はなく、むしろ顧問先との信頼関係を強くする絶好の機会と捉えることができるほか、税理士・公認会計士とっては、職域拡大につながると捉え