公明党の赤松正雄元厚労副大臣が麻生太郎首相の批判を自身のブログに掲載したものの、ひっそりと削除していることが12日、分かった。異例の首相批判への波紋が予想外に広がったためのようだが、赤松氏は削除理由について「ノーコメント」としている。 削除したのは今月2日分のブログ。赤松氏は「政策課題にせよ、肝心の選挙の期日にせよ、麻生さんは公明党幹部との意思の疎通を正直欠きすぎだ。連立のパートナーを裏切っては、関係基盤も先行き不透明なものになりかねない」と首相を痛烈に批判していた。 ただ、公明党の太田昭宏代表が首相の3年後の消費税率引き上げ方針について「少なくとも3年は消費税をあげないととらえるべきだ」と言及したことも「いささか苦しい」と手厳しく論評。このため、党内には代表批判の方を問題視する向きもあった。