交通業界への新展望 警察庁は、タクシーやバスなど旅客を輸送する自動車の運転に必要な「第2種運転免許」について、外国語による試験を認めることを決めた。 【画像】えっ…! これがタクシー運転手の「年収」です(計9枚) 運転手不足に悩む業界団体からの要望に応えたもので、警察庁は20か国語に翻訳したサンプル問題を各都道府県警に配布し、試験の実施を促す方針だ。 国土交通省は、外国人労働者の在留資格「特定技能」に「自動車運送業」を加えることを検討している。警察庁の動きはこれを受けたものだが、安易な多言語化には懸念も多い。 現在、「第1種運転免許」については、すでに外国語での受験が可能となっている。運転免許試験は各都道府県警の管轄であるため、対応言語はさまざまだ。 例えば東京都は英語のみを導入。千葉県では英語に加えて中国語での受験も可能だ。さらに神奈川県では ・ポルトガル語 ・ベトナム語 の試験を導入し