博多在住の子どものころ、バナナのたたき売りやヘビの薬売りといった香具師(やし)の口上を見て覚え、友人の前で披露した“マサ坊演芸会”が芸の原点だった。俳優を夢見て上京、さまざまな職業を渡り歩き、自動車のトップセールスマンにもなった。 「ハナ肇とクレージーキャッツ」の中でもあこがれの存在、植木等さんの付き人兼運転手に転身するや、めきめきと頭角を現した。映画評論家淀川長治さんの物まね、「しらけ鳥音頭」など当たり芸のほか、「知らない、知らない」「何をユージロー、シマクラチヨコ」など生み出したはやり言葉やギャグは80以上。
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