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ブックマーク / critic3.exblog.jp (50)

  • 反中プロパガンダ゙に狂奔するテレビ朝日とユネスコ憲章の警告 | 世に倦む日日

    現在のテレビ朝日の中国報道は、イラク戦争開戦当時のCNNと同じほど極端に偏向した内容になっている。連日の胡錦濤主席訪日関係の報道は、まるで北朝鮮から来た外交使節を監視しているようであり、あからさまに敵視して、胡錦濤主席の一挙手一投足を悪辣に貶めて歪める報道姿勢に徹している。国家主席は元首であり、天皇陛下と同じ国家のシンボルである。天皇陛下が訪中や訪韓したときに、その式典演説や親善行事をこれほど酷く現地のメディアに貶めて報道されたら、それを知った日人は怒りで震えが止まらなくなるだろう。昨夜(5/8)の「報道ステーション」では、中国のこの間のチベット問題と北京五輪問題への対応を評して、「第一の敗北」と「第二の敗北」という表現を使い、国際政治の情報戦における中国の「敗北」を強調して伝えていた。フジテレビや産経新聞と同じかそれを上回る過激で露骨な反中報道に驚愕する。 テレビ朝日によれば、3/14

    反中プロパガンダ゙に狂奔するテレビ朝日とユネスコ憲章の警告 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/05/09
    「パンダを呼ぼう」とか「北京オリンピック成功」バーナー誰か作るっていうのか?おめでたい。
  • 張景子への青山繁晴の罵倒と恫喝 - 朝日新聞の産経新聞化 | 世に倦む日日

    長野での聖火リレーを契機に日のマスコミの反中反共キャンペーンの奔流ががさらに激しく勢いを増している。朝日新聞は「北京五輪百日前」と題した特集を聖火リレー翌日の4/27から4/29まで3日間組み、1面と3面の二面を使って連日大きく報道した。その報道が、紙面の使い方と言い、記事の内容と言い、実に産経新聞そっくりで、これが朝日新聞かと目を疑うものだった。この種のイデオロギッシュな特集報道は産経新聞の個性と特徴をあらわすもので、こうした独特の報道姿勢が一定の読者層を掴んで産経新聞の販売部数を支えていた。朝日新聞の産経新聞化に直面して率直に戸惑いを覚える。朝日新聞が小泉改革以来、徐々に新自由主義路線の方向へ舵を切り、日経新聞との対立軸を喪失していた状況は気づいていたが、まさかこのような、産経新聞と瓜二つの反中記事が紙面構成される日が来るとは思わなかった。記事は中国に対する露骨な敵意と警戒心が基調に

    張景子への青山繁晴の罵倒と恫喝 - 朝日新聞の産経新聞化 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/05/01
  • 山口2区補選結果と後期高齢者医療制度 - 「廃止法案」の欺瞞 | 世に倦む日日

    昨夜(4/27)、午後9時前に放送されるTBSの短いニュース番組で山口補選の報道があり、その映像に一瞬だけとくらさんの姿が映っていた。開票と同時に当選を決めた平岡秀夫が壇上で万歳をして、左右に立つ者と握手した後、すぐに壇を下りて向かって右側に歩み寄り、両手を差し出した先にとくらさんの姿があった。昨年の参院選のときと同じ白のスーツの格好をしていた。お元気そうで何より。平岡秀夫が真っ先に寄って来て握手したということは、きっとこの選挙でとくらさんの活躍が大きく、集票において多大な功績があったから、奮闘に対する感謝の気持ちがそうさせたのに違いない。そんな気がする。選挙は勝つと負けるでは天国と地獄の違いだ。立候補した者は現職も新人も等しく崖っぷちに立たされる。当選した者だけが絶体絶命の窮地から生還できる。だから、こういうときは人間の心が素直に行動に現われるのだ。選挙運動で最も貢献してくれた人から自ず

    山口2区補選結果と後期高齢者医療制度 - 「廃止法案」の欺瞞 | 世に倦む日日
    kechack
    kechack 2008/04/30
    後期高齢者制度は定着させられ、2年後は予定どおり保険料が引き上げられるのだ。引き上げ反対と誰かが言えば、朝日新聞を筆頭とするマスコミと山口二郎が、それなら消費税増税だなと言うのだ
  • 古館伊知郎の右翼発言 - 北京五輪潰し扇動する反中プロパガンダ | 世に倦む日日

    昨夜(4/24)の「報道ステーション」で、古館伊知郎が「中国はチベットから手を引いて初めてオリンピックを開催する資格がある」と言い、北京五輪を成功させたければチベットを独立させろと中国に要求した。国内のチベット関連報道では最も反中国的な論調が際立っていた古館伊知郎だが、ここまで極端に過激な右翼的主張を発したのは初めてである。生放送のスタジオで安倍晋三との蜜月の関係を憚らず見せ、3年前の総選挙の際は郵政民営化と小泉改革に反対する論者の発言を乱暴に封殺してきた古館伊知郎の性顕現の瞬間だった。古館伊知郎の政治的立場は安倍晋三そのものである。今度の発言も裏で安倍晋三が糸を引いたに違いない。朝日新聞の子会社であるテレビ朝日が、看板報道番組のメインキャスターに安倍晋三の子分格の古館伊知郎を抜擢したのは、実に意外で異常な出来事だったが、その不愉快と不道理を納得できる解は「電通」の一語でしかない。 それ

    古館伊知郎の右翼発言 - 北京五輪潰し扇動する反中プロパガンダ | 世に倦む日日
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    kechack 2008/04/25
    なんで中国を批判すると右翼になるの?じゃあフランス社会党は右翼なの?意味不明!
  • 善光寺「辞退」問題の意味 - 星野仙一と江川紹子と寺島実郎 | 世に倦む日日

    善光寺の辞退が苦渋の決断であった事実は理解できるし同情もできるが、しかし、今回の政治的に過ぎる判断を支持はできない。善光寺は長野のシンボルであり、宗教的存在である以上にパブリックな市民的公共的性格の存在であり、長野市と一体になって引き受けた公的任務を政治的問題を理由に放棄して欲しくなかった。何かの記事で読んだが、星野仙一がその問題に少し関連すると思われる発言をしていて、「(正確に覚えてないが)国家の任務だから聖火リレーを引き受ける」のだという発言をしている。国政選挙の際には憚ることなく保守政党への応援を口にする星野仙一が、今度のチベット問題に関して聖火リレーの役割担当に積極的であるはずがない。率直な思想信条としては聖火ランナーを辞退したいと思うのが当然だろう。しかし星野仙一はそれを辞退せず、長野での北京五輪祝賀行事を成功させる立場を務めている。 パブリックな使命を引き受けて責任を全うすると

    善光寺「辞退」問題の意味 - 星野仙一と江川紹子と寺島実郎 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/04/21
    陰謀論を言い出したら負けだと思う。ネットウヨレベルの厨房認定してやりたい。
  • 善光寺の軽率と無責任 - 「中国の反日デモ」再現狙う日本右翼 | 世に倦む日日

    善光寺の聖火リレー出発式辞退は問題が多く遺憾である。4/18のテレビの報道番組で会見の模様が放送されていたが、辞退の理由は納得できるものではなかった。当日の長野市民に街頭インタビューした映像でも、善光寺の辞退を意外で残念に思う声が多かった。テレビ局は編集をする。ニュースの報道において街の市民の声を拾って見せるときは、局の報道論調の正当性を補完し証明する手段としてそれを使い、多数一般の声が当報道機関の主張と重なるように演出と操作をする。今回の善光寺の件については、メディア側は善光寺を支持する世論が市民の多数である「事実」を報道しようとしたはずだが、しかし、4/18のニュース映像を見るかぎり、テレビ局側の思惑は外れて、善光寺の選択と判断を積極的に評価する市民の声は少なかった。善光寺で聖火リレーの出発式をやって欲しかったというのが多数の希望であったことは間違いない。 それは、政治と五輪を分けて考

    善光寺の軽率と無責任 - 「中国の反日デモ」再現狙う日本右翼 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/04/20
    中国側がチベット側に武力弾圧と言うよりも、北京五輪を政治宣伝の機会として捉えたチベット側が用意周到に暴動を起こして中国政府を挑発したという側面の方が強い。→そのまで言うか?ちょっと親中が過ぎるねこの人
  • 中国非難へ急旋回した国内世論 - マスコミも国際圧力に歩調 | 世に倦む日日

    昨日(4/11)一日で日の世論が大きく変わり、流れが中国非難の方向へ一気にシフトした。国論になったと言ってもいい。マスコミの論調が一斉に変わった。人権問題で中国を非難し、中国にダライ・ラマ14世と対話せよと要求する主張を鮮明に示すようになった。これまでは「政治のスポーツへの介入」に眉を顰める慎重な配慮を見せていたが、昨日の報道でそれは完全に消え、チベット=正義、中国=悪の図式が完全に固まった。聖火リレーの妨害行為を批判する態度も消えてなくなり、動機や心情の政治的正当性から妨害行為そのものまで容認される気配となった。NHKの7時のニュースでは、昨夜初めてチベット問題の歴史的経緯が映像で説明され、中国国内のチベット人の言論の自由や宗教の自由の侵害状況が紹介された。「報道ステーション」では、古館伊知郎が「中国政府は人権問題を重く受けとめてダライ・ラマ14世と対話せよ」と発言した。 「五輪が政治

    中国非難へ急旋回した国内世論 - マスコミも国際圧力に歩調 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/04/12
    KY
  • チベット暴動の政治 - 五つの視点からチベット情勢を考察する | 世に倦む日日

    第一に、チベットの暴動は暴動ではなく民衆の抵抗あるいは蜂起と呼ぶべきだという主張があるが、この議論は果たして認識として当を得ているだろうか。テレビのニュースの映像を見ていると、ラサ市内でチベット人が中国人の商店を集団で襲撃して、投石や放火の破壊行為を行っている。罪のない民間人の住宅店舗を襲撃する行為は、それが日頃の民族的抑圧に対する怨嗟と憤懣の爆発であるという事情があるにせよ、やはり抵抗や蜂起の言葉で事態を説得することを困難にする。同情はできても支持はできない。それを蜂起だとか抵抗の言葉で正当化するのなら、まずは政府や共産党や警察の庁舎を標的にするべきで、襲撃する対象は権力を持った自治区の要人でなければならない。さらに、今回は亡命自治政府のダライ・ラマ自身がチベット人に対して自制を求めている。抵抗運動を鼓舞する発言や声明を発していない。これだけの材料から考えても、暴動という言葉が事態の説明

    チベット暴動の政治 - 五つの視点からチベット情勢を考察する | 世に倦む日日
  • 「不要な道路」論の陥穽 - 四全総における国土均等発展の思想 | 世に倦む日日

    田中美佐子はいい女で、ふるいつきたくなるほどいい女で、48歳の今でもいい女をしていると思うけれど、その魅力の一つに、どことなく内面に影を感じさせるところがあった。その内面の影は、特に、彼女が自分の故郷について語るときに、表情の中に深さと濃さを漂わせていたように私には思えた。最近のNHKのニュースの中で、彼女の故郷から産科医がいなくなり、妊娠した女性は家族と遠く離れて、船で海を渡った病棟に入院してお産をしなければならなくなった事情が報道されていた。故郷を語るとき、微かに影が深くなったように見えたのは、それは私だけの思い込みの錯覚かも知れない。しかし、きっと当はこうなのだ。影の深さを感じた者と感じなかった者がいるのだ。東京のような大都会で生まれ育って、何もかも日で最高の社会環境が便利に与えられていた者ならば、田中美佐子の表情に過ぎった一瞬の影の深さに気づくことはないのだ。 子供のころ、家で

    「不要な道路」論の陥穽 - 四全総における国土均等発展の思想 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/02/12
    地方リベラルは道路も福祉も医療も全部必要というんだな。この主張に基づくと増税しかない。ちょっとこの人とは意見が合いそうもない。
  • 「ガソリン国会」の破綻と挫折 - 二人の政治学者の民主党批判 | 世に倦む日日

    政局に目を移すと、どうやら民主党の「ガソリン国会」戦略が完全に破綻し、リセットされつつあるように見える。昨日(2/3)のNHKの7時のニュースでは、小沢一郎が「政治塾」で講演している模様が放送され、小沢一郎が解散の時期を当初の「4月」から「年内」に引き伸ばしたという情勢観測が伝えられた。この観測は、例の「つなぎ法案」が、衆参両院議長による斡旋案への与野党合意によって却下された翌日、1/31の朝日新聞の記事に出され、また、1/30と1/31の両日夜にテレビ朝日の「報道ステーション」に生出演した朝日新聞編集委員の星浩によっても解説が与えられていたものである。星浩は2/3の「サンデープロジェクト」にも出演して、幾つかの「永田町情報」を小出しにしながら、だめを押すようにこの情勢認識を固めていた。私は、1/31の朝日の記事を見ながら、これは小沢一郎人が記者を通じて書かせているのではないかとさえ疑っ

    「ガソリン国会」の破綻と挫折 - 二人の政治学者の民主党批判 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/02/05
    特別会計にメスを入れることで、年金や福祉の財源も確保できるという発想はできないのか?
  • 色褪せる改革加速論 - 「改革が遅れているから株が下がるのだ」 | 世に倦む日日

    東証平均株価が下落してニュースになり、それが報道されるたびにマスコミが「改革の速度が遅いから」と言って叩く言論状況が出来上がっている。これから東証はさらに下落するだろうから、当面、この言論環境は変わらないということになるだろう。NHKの7時のニュースでは、証券会社の人間が「改革の遅れ」を厳しく批判する映像が流されていた。何となく切羽詰っている感じで、株が下がって困っている表情で、あまり「改革」の政策的中身を承知した上での訴えではなく、象徴言語として「改革」を言っているように聞こえる。とにかく株価が下げ止まって欲しいという願望があり、竹中平蔵たちがそう言っているから、それをそのままオウム返しで口から発しているという印象を受けた。NHKの7時のニュースはそんな感じで、つまり構造改革の加速について、この国の社会全体の利害ではなくて、一部の株式市場の利害者たちの要求であるという処理が施されている。

    色褪せる改革加速論 - 「改革が遅れているから株が下がるのだ」 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/01/17
  • 神野直彦における「福祉国家」の表象操作 - 「第三の道」の黄昏 | 世に倦む日日

    岩波書店から出ている『希望の構想』というがある。著者は財政社会学の神野直彦で、約一年前の一昨年11月に出版されている。神野直彦は山口二郎と並んで民主党の主要なイデオローグの一人で、特に民主党の経済財政政策の立案に決定的な影響を与えている重鎮である。一年前、私の著書が店頭に並んでいるのを確認しに行ったとき、八重洲ブックセンター2階で見つけて購入した。このには、民主党がどのような財政や税制の方向へ政策の舵を切ろうとしているか要点が書かれている。自公政権の構造改革の政策に対する批判の書でもある。これから国会で予算審議が始まり、その報道を追いかける上で参考になる。私は一年前に買ったまま読んでなかったが、経済と財政を具体的に考える必要を感じて頁を開いた。そこで最初から気になる点があった。それは福祉国家の概念と表象に関わる問題である。重要な部分を引用する。 二○世紀から二一世紀にかけての世紀転換期

    神野直彦における「福祉国家」の表象操作 - 「第三の道」の黄昏 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/01/15
    福祉国家を見直す機運があるのは確かだが、まだ決定打に欠けるような。単純には高福祉高負担を国民が受け入れてくれるとも思えないが…
  • 新自由主義と福祉国家のイデーの対立と衝突 - 決戦の総選挙 | 世に倦む日日

    「改革新党」的な動きがどこまでリアルになるかはわからない。が、新年からの言論状況を見ると、改革派がマスコミで一段と露出と音量を上げている。週刊文春の新年号では経団連前会長の奥田碩が直々に記事を寄稿して、福田首相に「改革の速度が減速している」と苦情を言い、「改革を加速せよ」と檄を飛ばしている。立ち読みしただけだが、奥田碩の記事には一部強烈な表現があり、改革で格差が拡大したなどと言うが、日貧困層などアフリカに較べれば問題ではないと言っている件があった。唖然としたが、この感覚と主張が新自由主義者の常識と音であり、奥田碩がテレビでNHKの『ワーキングプア』を見ながら、それに対抗する世論対策のために案出した反論なのだろう。日貧困などアフリカに較べれば大したことない。事実ではあるが、その反論の言葉が「改革」の再加速を正当化づける論拠として説得力を持つと思い込んでいる奥田碩の精神状態を疑う。

    新自由主義と福祉国家のイデーの対立と衝突 - 決戦の総選挙 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/01/13
    経済成長と福祉国家が原理的に矛盾するのか、それとも共存できるのか、きわめて興味深い一般問題だが、北欧の現実に即して「共存可能」の解答を導き出している。
  • 竹中平蔵の消費税増税反対論の策謀と森永卓郎の生活防衛論 | 世に倦む日日

    先週末(1/5)の日テレビ「ウェークアップ」に竹中平蔵が出演して、今年の経済と政局について解説を加えていた。普段はこの番組は全く見ない。おそらく五年以上見ていない。竹中平蔵が何を言うか聞くために久しぶりに見た。司会が変わっていた。日テレビは、ずっと昔、もう二十年ほど前だが、日曜日の朝の報道番組「ザ・サンデー」に中村敦夫を起用していたことがあった。記憶の片隅にある番組の印象は、きわめて尖鋭的な性格で、市民の視線から政治と社会の現状を告発する批判精神が横溢したものだった。その「市民の視線から」というのは、決して一般的な意味ではなくて、中村敦夫の個性が濃厚に被さった「市民の視線」であった。当時から「読売系のテレビでここまで言っていいのだろうか」と不安に思いながら見ていたが、案の定、番組は長続きすることなく終わり、中村敦夫は「政治改革」の波乱の時期の政界に身を投じて行った。 その後、読売系がテ

    竹中平蔵の消費税増税反対論の策謀と森永卓郎の生活防衛論 | 世に倦む日日
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    kechack 2008/01/08
    日本経済を新自由主義に染め、資産を二束三文で外資に叩き売り、金融をハゲタカの餌食にして差し出し、法律を変えて非正規雇用を拡延させ、労働者の所得を減らし、国民の購買力を失わせ、国内市場を縮小させ、国内産
  • カーボンチャンスで危機を転機に - NHKBSの新自由主義批判 | 世に倦む日日

    青く晴れ上がった空の下、西の地平に、真っ白に雪をかぶった富士山が見える。正月は東京の空気が澄みきって、一年中で富士山が最も近く美しく神々しく見える。正月に東京から見る真っ白な富士山は、一年中でその姿が最も大きく輝いている。関東平野に住む者の幸福は、世界で最高に美しい山をただで見ることができることだ。だから正月は、昔の江戸っ子たちの気分がわかるときでもある。今日の朝は、富士山の台座をなす丹沢山系もくっきり見え、その右横に連なる秩父連山もきれいに見えた。少し気になったのは、丹沢の山影が黒々としていたことで、冬の晴れた日に富士山が見えるときというのは、大概は丹沢も稜線に雪をかぶっていたものだ。高度のせいなのか、左の丹沢は雪をかぶって白く輝き、右奥の秩父は常に黒々と低い稜線を伸ばしていた。丹沢が黒々としているのは、あるいは地球温暖化のせいだろうか。 元日夜のNHKBSで「カーボンチャンス」と題され

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    kechack 2008/01/04
    金子勝と榊原英資「市場原理主義で国が市場に任せて十年間何もやらなかった」「自然エネルギーへ転換させるためには強い政府が必要」「日本がエネルギーと地球温暖化で後進国になったのは新自由主義のせいだ」
  • 年頭に予想する2008年の政治 - 総選挙で民主党は勝てるか | 世に倦む日日

    元日の朝日新聞の社説は「歴史に刻む総選挙の年に」と題された記事で、政治改革20年の節目に政権交代を実現させようという意気込みを示したものだった。朝日新聞は今年の総選挙を「政治改革20年の総決算」と位置づけ、社説の横に配した記事では、1988年に当時自民党議員だった武村正義らが小選挙区制導入の提言を発した経緯に遡り、そこから20年間の「二大政党制」の流れを追いかけ、今年がいよいよ政権交代実現の年で、長年の「政治改革」の理想が成就する年だという意味づけをしていた。思えば、保守系の新聞も確かに小選挙区制と政治改革を宣伝し扇動したが、他の誰よりそれに熱心だったのは朝日新聞だった。そのことは目撃者の一人として証言できる。「二大政党制による政権交代」は朝日新聞の宿望であり、1978年の江田三郎と松前重義の「新しい日を考える会」の頃から、そのバックで「二大政党制」の左側勢力の大目付役をやっていたのは朝

    年頭に予想する2008年の政治 - 総選挙で民主党は勝てるか | 世に倦む日日
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    kechack 2008/01/04
    小沢一郎と党内リベラル左派はむしろ蜜月。若手や右派との齟齬の方が大きい。小沢一郎とリベラル左派が対立なんて昔の常識に縛られたセンスない分析だな!
  • 山口二郎の消費税増税容認論 - 官僚権力との親和性と互換性 | 世に倦む日日

    山口二郎は、週刊東洋経済(12/22)に寄せた最新の記事の中で、「民主党が政権交代を起こしたいなら、当の政権担当能力を示さなければならない」と言っている。これは朝日新聞が頻繁に言い、朝日新聞以上に読売新聞や日経新聞が軽口を叩いて民主党を貶下するときに言い続けている常套句だが、私にはこの言葉に大きな抵抗感がある。山口二郎や朝日新聞が言う「政権担当能力」とは何なのだ。消費税増税を公約に掲げることが政権担当能力を示すことになるのか。この「政権担当能力」の言葉の意味だが、私にはそれが、現行の官僚行政に対するトランスペアレンシと自民党政治に対するコンパチビリティの意味にしか聞こえない。現行官僚行政にトランスペアレントな政策、自民党政治とコンパチブルな政策、それを民主党が掲げたときに、朝日新聞や読売新聞や日経新聞は民主党に対して「政権担当能力を示した」と評価する。 われわれ国民は、野党の政策に現行官

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    kechack 2007/12/27
  • 薬害肝炎禍の悲痛と暗澹 - 今村泰一と宮島彰を刑事告訴せよ | 世に倦む日日

    薬害肝炎のニュースを見ているうちに、何だか自分の肝臓にも微かに痛みを感じてきて、数日前からアルコールを口にするのをやめている。被害者の話を聞いていると酒に手を出す気になれない。与党の中からも一律救済を求める声が強く上がっていたが、結局のところ、福田首相の政治決断はなかった。外聞を捨てて官僚の主張に従う方を選んだ。この国の官僚権力の強靭さに恐れおののく。官邸など意のままに動かせる。官僚権力の冷酷支配にも震え上がるが、今回の事件でそれ以上に衝撃なのは、あの薬害エイズ事件と全く同じ事件が目の前で繰り返されたことである。これは誰しもが感じていることだろう。薬害エイズ事件が世間で騒ぎになったのは、今から十年ほど前で、例の菅直人が厚生大臣になって、厚生省のロッカーから隠し保管されていたファイルを見つけ出したことがあった。菅直人は被害者家族の前に土下座して謝罪、大きな感動の政治の場面を作った。 「大臣、

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    kechack 2007/12/21
    官僚個人の責任を追求しないともういかん状況だ。
  • 高齢者医療負担増凍結をバラマキと非難する朝日新聞の社説 | 世に倦む日日

    世の中の風向きは、少しづつ新自由主義の政策や思想に対して批判的な流れに変化しつつあるけれど、朝日新聞の論説は頑固にそれを堅持する姿勢を見せている。日(12/19)の社説では、福田内閣によるコメ生産農家への補助金支出や高齢者医療費の負担増凍結の補正予算措置に対して、「ばらまき予算が復活するのを見過ごすことはできない」と糾弾の声を上げている。朝日新聞にとって、高齢者の医療費負担を軽減するための国の予算措置は「ばらまき」なのである。高齢者医療負担増については、昨年からの政府の法制度改正によって、70歳から74歳までの高齢者の窓口負担を現行1割から2割に引き上げ、さらに75歳以上の後期高齢者全員から保険料徴収することが決まっていた。来年4月から実施予定だったが、参院選の惨敗を受け、公明党が9月の連立政権協議の中で見直しを求めていた経緯があった。 その結果、75歳以上の一部高齢者の保険料徴収は半年

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    kechack 2007/12/19
  • 「ワーキングプアⅢ」 - 感動の報道傑作、政府に政策変更を迫る | 世に倦む日日

    昨夜(12/16)NHKで放送された『ワーキングプアⅢ』はとても感動的な番組だった。心を揺さぶられる構成と内容で、制作したスタッフの知性と勇気にあらためて尊敬と感謝の意を表したい。中学校で3年生に公民を教えている教師は、この番組の録画を教材利用することを考えて欲しい。社会科とは何か。社会科学とは何か。それは単に制度や知識の問題でなく、人間の生き方を教えるものであり、人間の感動に関わるものである。あの番組を見て、生徒が心から感動して、社会はどうあらねばならないかということを考えて、それを作文にして発表できれば、中学校3年生の社会科教育の到達点としては十分なのである。昨夜の番組はワーキングプアの問題を海外で取材するという触れ向きだったが、中身は違っていた。番組の主人公は第1回の放送で登場した35歳の池袋のホームレスの青年(岩井さん/仮名)だった。 彼が仲間たちと立川での清掃仕事に従事するように

    「ワーキングプアⅢ」 - 感動の報道傑作、政府に政策変更を迫る | 世に倦む日日