日本で最も財政力が高い愛知県飛島村の公共交通バス「名港線」。名古屋港から村までわずか10kmほどの距離を結ぶ路線バスですが、高速バスの車両が使われ、高速道路を走ります。一風変わった「路線バス」に乗ってみました。 地下鉄駅のバスターミナルが始発の「村行きバス」、車両は… 愛知県にふたつある「村」のひとつ、飛島村。名古屋港の西側に位置するこの村に鉄道はなく、村へのアクセスとして飛島村地域公共交通活性化再生法定協議会が路線バス「飛島公共交通バス」を運行しています。このうち、名古屋市内と村を結ぶ路線が「名港線」です。 名港線の始発地は、名古屋市営地下鉄の名古屋港駅に併設されたバスターミナルです。朝の7時台には、市交通局の路線バスが次から次へと通勤客を運んでいきますが、そのなかで1番線に入ってくるグリーンのラッピングが施された飛島公共交通バスは、異彩を放っています。 なぜなら使用車両が日野「セレガ」