ユーザーブロマガのサービスは終了いたしました ユーザーブロマガサービスは2021年10月7日をもちまして終了いたしました。 長らくのご愛顧ありがとうございました。 ニコニコチャンネルトップへ
![ニコニコチャンネル](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/093f771472b5530c87fcab76779273b7623bf4bd/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fsecure-dcdn.cdn.nimg.jp%2Fnicochannel%2Fchfront%2Fimg%2Fblomaga%2Fogimage.jpg)
著者の川上量生さんは私の恩人で、はやぶさ帰還取材の企画を採用してくれたり、『南極点のピアピア動画』の解説や二次創作小説を書いてくれたりしている。なれなれしく友達面はできないが、年に一度くらいは会食したりもするので、ここではさん付けで呼ぶことにする。 角川と合併したりしてすっかり時代の寵児になってしまったが、私の中の川上さん像は、ニコニコ動画がまだ赤字で危なっかしかった頃から変わっていない。 ひとくちで言うと「よくわからない人」である。 川上さんはよく、私たちの夢を打ち砕くようなことを言う。「UGCはダメ」「bitcoinはダメ」と、身も蓋もなく断じる。それもみんながもてはやしている最中に言うので、むっとするのだが、時間が経つと「川上さんの言った通りかなあ…?」と思い始めることが多い。 文系インテリは簡単なことを難しく言う人が多くて、それはそれで高級な遊びだと思うのだが、役に立たない。川上さ
他の記事でもとりあげたが、スタジオゴンドワナの同人誌『提督の食卓』シリーズ(文:有馬桓次郎 イラスト:れつまる)は、海軍料理好きにはまことに面白い本だ。 第一、二集は昭和14年に行なわれた「第一艦隊献立調理特別努力週間」という、各艦対抗お料理コンテストに提出されたレシピをピックアップし、再現調理したもの。第三集は昭和10年の「第二艦隊主計科兵食調理研究週間」に寄せられたもの。四作目の『提督の食卓SPECIAL』は各艦のカレーを集めている。 分量が不明瞭なところは『海軍主計兵調理術教科書』等で補完したり、材料の入手が難しいものは類似のもので置き換えるなど、有馬さんの判断でアレンジされているが、できるだけ史実に忠実であろうとし、いわゆるご当地海軍カレーとは一線を画している。 レシピは各艦の主計課が考案したものだが、艦の規模や種類によって烹炊設備が異なるので、実際に調理してみると「戦艦料理」「駆
日本海軍を描いた映画や小説で、海軍長官や政府高官が料亭で密談するシーンをよく見かける。拙『歌う潜水艦とピアピア動画』でもそんな場面を描いた。 それは実際にあったことで、横須賀だと「パイン」と「フィッシュ」という符丁で呼ばれる店が有名だ。パインとは松のことで料亭小松、フィッシュは魚勝を指す。 料亭小松は、太平洋戦争当時の建物がそのまま残っていて、現在も営業している。そのことはWikipediaで読んで知っていたが、実際に入ったことも見たこともなかった。 過日、「いちど海軍料亭小松に行ってみたいものだなあ」とツイートしたところ「えっ、パインってまだあるの?」「パインか、俺も行きたい!」という人が現れた。鴨澤眞夫、松浦晋也、青山智樹という物書きばかりの顔ぶれである。 公式サイトを見ると、一見さんお断りというわけではなく、政府高官や皇族や海上自衛隊佐官クラス以上、などという制約もないようだ。予約す
超会議3で運用した人力馬車「超乗合馬車Mk.2」の報告をしよう。 これは6ホール「まるなげひろば」内の運営支援企画で、運営が経費とスタッフ7名を提供してくれている。しかし企画の主体はユーザー、ニコニコ技術部馬車グループにある。 超会議の大通りを馬車が巡るさまは「アニメの学園祭みたいだ」と言われる。超会議にはこんな「絵」がほしい。異なる企画や人を結び、シナジーを生み、超会議をさらにカオスにしたい。ニコニコ技術部の作品展示として、一箇所に居座るのではなく、こちらから移動して見せてまわりたい――超乗合馬車はそんな気持ちから生まれた企画である。 馬車は4~6ホールを貫く二本の大通りを端から端まで反時計回りに一周して、まるなげひろばの停車場に戻る。混雑時にはショートカットして円筒ディスプレイ下でターンする。 馬車は二日間で42便、218人を運んだ。事前のチャーターは4件しかなく、ほとんどが当日その場
前の記事に書いた、公安委員会の主催する落とす気満々の講習会&試験を受けてきた。 正確には「猟銃等講習・初心者講習」である。「初心者」というのはこの場合「経験者」の対義語だ。初心者はこの資格を取るのが初めての人。3年ごとに所持資格を更新する人は修了試験のない経験者講習を受ける。 当日、11月15日。狩猟解禁日で平日という、嫌がらせのような日程だ。会場は三重県警本部で、駐車場は使えないので津駅から10分ほど歩いた。自転車でも行ける距離だが、この日は雨だった。 私がよくスリングショットで鴨撃ちをする安濃川のほとりに、県警本部は居丈高にそびえていた。0840頃、ロビーに入ると臨時の受付ができていて、ビジター徽章を渡され、8階の会議室に案内された。入口に受講者の名前と受講者ナンバーが張り出してあり、指定された席に座る。 他人の本名が丸見えになるところはネットの常識とだいぶ違う。受講者は29名、年齢層
狩猟免許試験の講習会に行ってきた の続きである。講習から約十日後に試験があるので、私はそれなりに準備して挑んだ。以下はその報告だが、狩猟免許試験は県単位で実施されるので、他県のことはわからない。これは三重県の場合である。 講習会に出ると『図解 狩猟免許試験例題集』という175ページの問題集がもらえる。回答欄を隠しながらひととおり解き、間違えたところをおさらいする。講習会では出題実績のある問題を教えてくれるので、そこだけをやると数分の一の時間でできる。だが私はオタクなので、出題されない範囲も面白く勉強した。 狩猟鳥獣の識別実技のために、わざわざ暗記カードを作ったりもした。「エゾライチョウなんて三重県にはいませんから出ません」と言われたが、狩猟読本のカラーページに載っている絵をすべてスキャンしてカード化した。鳥類についてはスリングショット猟をしているときに全部憶えたが、オタクなので完全主義なの
「生活に役立つ動画」というお題が出たので、自分の動画を紹介してみる。 役に立つかどうかはともかく、食肉がどんな経緯をへて自分の口に入るのか、考えるきっかけにはなると思う。 動画ではコメントが荒れているが、早合点はいかんよ。動画説明文に詳細な解説へのリンクがあるので、そちらも一読あれ。 動画をUPした後、県警・警備部の巡査部長と話す機会があったので、スリングショット猟について質問してみたが、「合法です」と即答であった。スリングショットの所持についても、軽犯罪法で逮捕することはできず、注意にとどめるしかないとのこと。 スリングショット猟についてはこのブロマガでも「狩猟」タグで記事を書いている。 来期は法定猟具を使った狩猟をやろうと思うので、狩猟免許の講習と受験の準備をしているところだ。6月下旬に講習があり、7月上旬に試験がある。日程は都道府県ごとに違うが、いまなら間に合うかもしれないので、あな
超乗合馬車の報告をしよう。超会議2の二日間、私はこれにつきっきりで、他の企画はほとんど見なかった。 なにしろ馬車は面白かった。馬、御者、客、受付、設計製作のどれをやっても面白かった。この馬車は超会議のために作られ、たぶん超会議でしか活かせない。超会議の混沌のなかで、次々に現れる想定外の事態に頭と体をフル回転させて取り組むことに夢中だった。 まずは動画をご覧あれ。 運行実績は以下の通り。人数などは不確かな部分があり、一部推定が混じっている。 *は事前に予約されていた便。 5月27日 0940 慣熟走行 4名(運営2名+在日米軍2名) 1030 *溶接ワークショップ 2名 1045 一般遊覧 6名 1100 *ビリー隊員個人 2名 (客1名+メイド時雨) 1115 一般遊覧 6名 1130 陸上自衛隊 4名(自衛官2名+ゆるキャラ2名) 1145 コスプレグループ 6名 (客5名+メイド時雨)
先日ツイートしたことをまとめておこう。 「初音ミクが好きだ」という人は、結局「ニコニコ動画のコメントが好き」なのであり、「初音ミクが嫌いになった」という人は、結局「ニコニコ動画のコメントが嫌いになった」のである―― これは、もっぱらニコニコ動画でボカロ動画を視聴してきた私の感覚だ。初音ミクは他のVOCALOIDに置き換えてもよい。ライブの光景を見ればわかるが、ミクはドーナツの穴みたいなもので、実体はそれを取り囲む人々にある。その人々を象徴するのが、画面を横切るコメントというわけだ。 この動画を見てほしい。2008年3月に運営がアップロードしたもので、当時はバージョンがSP1だったから、現在とはプレイヤーが異なる。しかし本質は変わらない。 この動画はいささか冗長な作りになっているが、要約すれば「コメントの基本は w、あるある、ない(ねーよ)」ということだ。 これは、たまたまかもしれないが、ニ
拙著「南極点のピアピア動画」Kindle版が2013年2月28日まで半額セール、250円だ。おかげでKindleストア全体でもベストセラー4位に入っている。 もちろん文庫版もあって、書店ではたまにラノベ棚にあるが、普通はハヤカワ文庫の国内作家コーナーにある。このコーナー自体がない書店も多いのだが。 「なんかミクみたいなのが表紙の、ふざけたタイトルの本がある」と思う人も多いらしいので、この機会に紹介&宣伝しておこう。 表紙を描いたのは、初音ミクの公式イラストでおなじみのKEIさんだ。しかし描かれているのは「あーやきゅあ移動体」、通称あーやさんという、作品世界のキャラクターである。 本文は「ピアピア動画シリーズ」という四つの連作短篇SFからなっている。SFといっても私の本は読みやすいことで定評があり、1~2時間でさくっと読めるから、心配はいらない。 これはほぼ現代の話だが、パラレルワールドにな
道で拾った野兎シリーズの続き。皮を剥いで腿肉と背肉を取り出した残りは土に埋めて骨だけにしようと思っていた。だが試してみると圧力鍋にぎりぎり入ったので、1時間ほど煮込んでみた。いい匂いがして、塩と胡椒をぶちこめば最高のスープになりそうなものができた。 取り出して肉、臓器、骨に分ける。 哺乳類は手首・足首の骨が複雑で、ジグソーパズルのように小骨が集まっている。各足ごとに分けておいたが、組み立てる自信はない。 頭骨と脳。頭骨の鼻のあたりは消えていた。車に轢かれたときに損傷したらしい。 脳は、鳥に較べるとなかなか立派なものだ。 この白っぽいタラコみたいなものは舌。牛タンのような味がするのだろうか……? 取り分けがだいたい終わったところ。右上は食べられそうな肉で、スープに戻して食べようと思っている。 主食が別にあるとして、野兎一頭で一週間ぐらいは食べて行けそうな感じだ。毛皮や骨も使い道があるから、捨
2013年1月27日、浅草橋のライブハウスで開催された みらいのねいろ in 東京 第2回VOCALOID文化祭 に行ってきた。 ボカロライブでおなじみ、PAの武井さん。 ニコニコ学会でも活動しているチームラボの高須さんはELで光る衣装で出現。 お目当ては「ミクさん召還部」期待の新技術、アミッドスクリーンとSYNCHLOiD技術である。 アミッドスクリーンは近くで見るとまさしく網戸の網で、これに家庭用の広角プロジェクター2台で投影している。2台にしたのは光量を稼ぐため。こんな粗いメッシュで大丈夫かなあ、と思ったのだが…… なヲタくんバンドの演奏が始まってみると、目の前に忽然と、素晴らしい質感をそなえたあぴミクさんが現れたではないか。これは驚きの視聴覚体験だった。このミクさんは SYNCHLOiD技術で制御されていて、後ろでなヲタさんが演奏しているキーボードに同期している。SYNCHLOiD
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く