もうとっくに憲法記念日は過ぎてしまいましたが、今回から何回かに分けて、岸田秀が日本国憲法及び日本の平和主義についてどのように考えているか、それに加え自己欺瞞がもたらした影響について、著書「日本がアメリカを赦す日」↓より紹介して行きたいと思います。 今回のエントリを読むに当たっては、以前にご紹介した「内的自己/外的自己」とか「精神分裂病/ストックホルム症候群」なる単語の意味を事前に把握していただいたほうがより良く理解できると思いますので、もしまだ読んでいない方は、まずは下記過去記事↓からどうぞ。 【過去記事】 ・「内的自己」と「外的自己」とに分裂した近代日本/きっかけはペリー来航だった!? ・「自己欺瞞」と「精神分裂病/ストックホルム症候群」 この本を読んでつくづく思ったのは、憲法改正の問題にあたって「真の障害」というのは、単なる法律論うんぬんではなく、日本人が陥っている自己欺瞞という精神状