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ブックマーク / www.riabou.net (12)

  • 流出犯の自白と、2つの事件の混同 - リアリズムと防衛を学ぶ

    尖閣沖の衝突事件の捜査資料であるビデオがYoutubeに流出した事件で、ビデオを流出させた容疑者が自白し、警視庁に引き渡されました。他方で、容疑者が所属している神戸海上保安部には激励の声が数多く届いています。しかし「漁船衝突事件」と「ビデオ流出事件」は関連してはいても別々の事件なのであって、切り分けて考えるべきものです。その上で、「ビデオ流出事件」について法に則った手続きを踏むとともに、「漁船衝突事件」においてその手続きを曲げたことについて、地検と政府はあらためて説明せねばならないでしょう。 自白した海上保安官 容疑者は神戸海上保安部に所属する海上保安官です。ビデオのアップロードが神戸の漫画喫茶から行われたと発覚したのがキッカケになり、自白がなされました。(時事通信11/10) 10日午前9時10分ごろ、乗組員の間で「神戸の漫画喫茶から映像投稿」とのニュースが話題になり、主任航海士の様子が

    流出犯の自白と、2つの事件の混同 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2010/11/12
    あの映像が守秘義務違反にとえるような「機密情報」だったとは到底思えないのだが。515だとか、226だとかにたとえるのは拡大解釈というものだ。
  • なぜ「中国の奇襲」に日本が巻き込まれるのか - リアリズムと防衛を学ぶ

    書「中国の奇襲」はアメリカの国防総省、および米中安全保障調査委員会がそれぞれ提出したレポートの翻訳です。わりと重要ななのですが、アマゾンにレビューが一件もついていないなど、ほとんど注目されなかったようです。書の意義は訳者があとがきで述べている通りです。 中国台湾を武力攻撃すれば、アメリカの軍事介入や国際社会の経済制裁を招き、中国の経済発展を台無しにするので、中国は武力行使をためらうだろうとわれわれは考えがちだ。また、西側世界と中国の経済関係拡大は、中国社会に価値観の多様化をもたらし、それがやがて民主的で平和的な中国の誕生につながると期待する人が多い。 しかし、こうした観測はどちらも甘い、とばっさり切り捨てる報告書が二つ二〇〇二年七月にワシントンで続けざまに発表された。「中国台湾への奇襲攻撃に備えて軍近代化を進めている」「中国との経済協力は、裕福だが攻撃的な独裁国家を生む恐れがある

    なぜ「中国の奇襲」に日本が巻き込まれるのか - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2010/10/25
    隣国を 厄介な国と思へども 飛び立ちかねつ 鳥にしあらねば
  • 抑止力の正体 - リアリズムと防衛を学ぶ

    抑止力、なんてものは当に存在するのでしょうか? 昨年来、抑止という言葉は話題になりました。鳩山前総理は沖縄を訪問したとき「学べば学ぶほど…(沖縄の海兵隊は他との連携のなかで)抑止力が維持できるという思いに至った」と述べました(時事5/4)。新聞はこれを「移設問題とは、『抑止力』と沖縄の負担軽減という困難な二正面作戦に他ならない。そのことは初歩の初歩のはずではなかったか。」(10/5/7朝日社説)と、気づくのが遅いよと批判しました。 その一方で、「沖縄の海兵隊に抑止力なんてない」「というか、そもそも抑止力なんてウソだ」と考える人もいます。なぜこんな風に人によって「あれは抑止力だ、いや違う」と意見が分かれるのでしょうか?? なぜなら、あいまいだからです。抑止力は目に見えず、手で触ることもできません。そこに部隊が存在する、ということは誰にも明らかです。しかしそれが抑止力になっているかは、見ただ

    抑止力の正体 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2010/06/11
    「なぜ抑止はこうもアヤフヤで、それなのに時に効き目があり、しかし観測できないのでしょう。それは結局、抑止とは人の心の中にあるものだからです。」…泥棒の心の中は、本人にしか分からない。
  • マスコミの軍事リテラシー不足の問題 - リアリズムと防衛を学ぶ

    芸能人から政治家まで、さまざまな人がTwitterでつぶやき始めている昨今ですが、「在日アメリカ海軍司令部」もツイッターをやっています(在日米海軍司令部 (CNFJ) on Twitter)。在日アメリカ海軍の広報などを、わりとざっくばらんにつぶやいているようです。そのつぶやきの中で大きな危機感を抱かせるものがありました。日のマスメディアの軍事音痴をしめすつぶやきです。 最近1番驚いたこと。 それは先日米海軍横須賀基地に空母を視察に訪れた岡田外相を取材する為に東京からやってきた記者団のうちの何名かに、 空母ジョージ・ワシントンを目前にして「この船はなんですか?」「なんていう船ですか?」と訊ねられたことでした。 Twitter / CNFJ: 最近1番驚いたこと。それは先日米海軍横須賀基地に空母を視察に ... 駆逐艦が寄港したある地方の記者の方に、「この駆逐艦というのは、いわゆる空母です

    マスコミの軍事リテラシー不足の問題 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2010/05/02
    軍事知識以前にプロ意識が致命的に欠けているような記者を現地に派遣して、お茶を濁している報道機関の安易な姿勢自体が問題なんだろうな。
  • 中国海軍の沖縄通過は何を意味するのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    中国艦隊は沖縄を突っ切って沖ノ鳥島へむかった (イメージ) 10隻の中国艦隊が沖縄と宮古島のあいだを通過し、東シナ海に抜けました(4/13読売)。防衛省の発表によれば、中国艦隊は現在も日領沖の鳥島の近海で活動中とのことです(4/20産経)。中国海軍はこれを長期間の外洋演習としています。 沖縄と宮古島はいずれも日領ですが、そのあいだは公海ですから軍艦の通行は自由です。しかしながらこういった航路を艦隊で進み、東シナ海に抜け、沖の鳥島付近をうろついてみせるのは、単なる訓練という以上のものを含んでいます。 艦隊は戦争のときに使われるのみならず、平時にも暗に外交上のアピールとして機能します。これを念頭において考えると、中国艦隊のこれみよがしな動きが意味するところが見えてきます。 中国艦隊の威嚇行為 この艦隊の詳細はすでに自衛隊が発表しています。(参照「中国海軍艦艇の動向について(pdf)」)また

    中国海軍の沖縄通過は何を意味するのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2010/04/22
    アメリカは、台湾問題で中国と戦争しようなどとは思っていないだろう。
  • 阪神淡路大震災と自衛隊part3 - リアリズムと防衛を学ぶ

    このシリーズでは、阪神淡路大震災での自衛隊の活動をとりあげています。 阪神淡路大震災が起こったのは朝の5時46分のことでした。自衛隊は6時30分には緊急勤務態勢にうつり、災害派遣を予想して出動準備にかかりました(part1)。しかし災害派遣要請はなかなか出ませんでした。首相官邸は何もせず、兵庫県は規則に縛られて動きがとれなくなっていたからです(part2)。ようやく要請がでたのは午前10時のこと。伊丹、姫路、福知山の三個連隊をはじめとした自衛隊の部隊が、神戸に向かって出発しました。 しかし、震災初日の日中に神戸市内へ入れたのは伊丹と姫路から出動した約1000人のみでした。夜半にさらに2000人が到着、合流しましたが、被災直後の情況を考えれば不十分な人数でした。1万人を超える人数が展開したのは被災三日目以降のことです。 到着が遅くなった理由は2つあります。1つは派遣要請がなかなかでなかったこ

    阪神淡路大震災と自衛隊part3 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2010/02/26
    「反戦平和」は良いけど自衛隊を「人殺し集団」と決めつけ罵倒し差別するから「左翼」は嫌いだ。
  • 軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ

    軍隊のない国家―27の国々と人びとposted with amazlet at 09.12.30前田 朗 日評論社 売り上げランキング: 226231 Amazon.co.jp で詳細を見る 年の初めの書初めは、いろはの”い”から参ります。「軍隊のない国家」についてです。 私たち日人は軍隊を放棄すると憲法に書きながら、軍隊ではない自衛隊をもって自らを守っています。それでも軍隊のない国家への憧れは根強いようです。昔は「非武装中立論」があり、今でも「無防備都市宣言」活動があります。 世界に目を向ければ、意外と多く、当に軍隊を持たない国家が実在します。それらの国は非武装、無防備で、しかも誰に侵略されるでもなく平和を保っています。これはどういうことでしょう。当は軍隊なんていらないのでしょうか。いったい何故、「軍隊のない国家」は平和でいられるのでしょうか? 軍隊のない国家」は意外と多い 今回

    軍隊のない国は、なぜ非武装でいられるのか? - リアリズムと防衛を学ぶ
  • 日本は島国なのになぜ戦車が必要なのか? part1 - リアリズムと防衛を学ぶ

    陸自の90式戦車(朝霞広報センター) 「戦車不要論」というものがあります。「陸上自衛隊が戦車なんか保有するのはムダだ」というような意見です。結論から言えば、これは余りに無茶な考えです。 ですがこれを批判するのはなかなか大変です。「なぜ1+1=2なの?」というような単純な疑問ほど、きちんと答えようとすると難しいのと同じです。「なぜ日に戦車が必要なの?」もあまりに素朴な疑問すぎて、気で答えようとすると大変です。 ですが逆に考えればこれはメリットです。「なぜ日に戦車が必要なの?」という単純素朴な問いに答えることで、日の防衛戦略といった大局から、戦車の特徴といった細かい点まで、通して説明することができるからです。いささか大変ではありますが、これから数回の連載を通してこれにチャレンジしてみたく思います。 part1の今回は戦車不要論の概説と、「そもそも戦車って何じゃ?」という点についてです。

    日本は島国なのになぜ戦車が必要なのか? part1 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2009/10/20
  • 鳩山政権は防衛大綱の先送りを撤回 - リアリズムと防衛を学ぶ

    今回は鳩山政権の防衛政策についてとりあげます。 読売と産経の報道によれば、鳩山政権が防衛大綱改訂の先送りを撤回しました。北沢防衛大臣の会見によれば、当初の予定通り年内に改訂されるようです。この大綱改訂、8月末の時点で民主党は「先送りする」と決めていました。それがこのたび、撤回されたのです。 今から年内に改訂案をまとめるとなれば、自民党政権下で進められていた案と大差ない形に落ち着くしかないでしょう。この件に加え、鳩山内閣の人事、北沢防衛大臣の会見などから考えると、民主党を中心とする鳩山政権では、防衛政策は現状維持」が基となるのではないでしょうか。 防衛大綱とは防衛政策の「長期計画」 防衛大綱は防衛政策の方針を決める「長期計画」です。この基方針に従って、他の計画が立てられ、日の防衛力が整備されます。大綱は情勢の変化に従って改訂されます。改訂のスパンは数年から数十年に一度といろいろです。

    鳩山政権は防衛大綱の先送りを撤回 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2009/09/26
    野党の立場であれば、現実無視の理想論を言っていればいいが、国を背負う立場になるとハイリスクなことは出来なくなるということだと思う。
  • 戦争はなぜ起こるか4 時刻表と第一次世界大戦 - リアリズムと防衛を学ぶ

    戦争はなぜ起こるか―目で見る歴史 (1982年) 作者: A.J.P.テイラー,古藤晃出版社/メーカー: 新評論発売日: 1982/08メディア: ? クリック: 3回この商品を含むブログを見る「戦争はなぜ起こるか」はテイラーという有名な史家が書いた著作です。原題は「HOW WARS BEGIN」。中身はタイトルの通り、戦争がいかに開始されるかを書いています。フランス革命戦争から冷戦までの主だった戦争を取り上げています。 このは読み物としても面白く、多くの示唆を与えてくれます。戦争の原因は百万通りもあるとしても、その中で「錯誤」と「不合理」が含まれないものは一つもないようです。 前回の普仏戦争の記事では、ビスマルクを取り上げました。ビスマルクは戦争政治の手段として見事に制御しました。ところが今回の第一次世界大戦では、戦争の論理が政治を動かし、ヨーロッパ全域を空前の大戦争に追いやりました

    戦争はなぜ起こるか4 時刻表と第一次世界大戦 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2009/09/14
  • 「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例 - リアリズムと防衛を学ぶ

    は長らく平和を謳歌してきた。(拉致被害者やその家族の皆さんにとっては欺瞞の平和に過ぎなかったけれど) そんな中で防衛力の整備には「戦争なんか起こるわけがないのに…」という懐疑論が常にともなった。 だが、歴史的に見て「戦争なんか起こるわけがない」という見通しが外れたことは多い。 「アルゼンチンが戦争なんかするわけない」 「勝ち目もないのに日戦争なんかするわけない」 「ただの脅しだ。フセインはカネが欲しいだけで、当に戦争をする気はない」 「戦争なんか起こるわけがない」という楽観は常に危険 「アルゼンチンが戦争なんかするわけない」 1983年4月、フォークランド紛争が起こった。アルゼンチンとイギリスとの紛争だ。きっかけは、イギリス領フォークランドに対し、アルゼンチンが突然侵攻を開始したことだ。 だが紛争勃発の直前まで、戦争なんか起こるわけがない、という論理的な意見があった。例えば83年

    「戦争なんか起こるわけがない」は思い込みだという歴史的実例 - リアリズムと防衛を学ぶ
    ken409
    ken409 2009/06/03
    「他人の心は分からない」のと同様に「他国の意図は分からない」。
  • ピースボートと自衛隊の平和な関係 〜カンボジアPKOの場合〜 - リアリズムと麦ごはん

    海上自衛隊のソマリア沖派遣に反対しているピースボートが、しかし海上自衛隊の護衛を受けたというのでニュースになっています。(防衛省)(ヤフー・ニュース)(産経社説) 海賊対策のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛したことが13日、分かった。ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張とのギャップは議論を呼びそうだ。 (中略) 事務局の担当者は「海上保安庁ではなく海自が派遣されているのは残念だが、主張とは別に参加者の安全が第一。(旅行会社が)護衛を依頼した判断を尊重する」と話している。 ページが見つかりません - MSN産経ニュース ピースボートが名をつらねている声明というのはこちら。 海賊対策に名を借りた憲法違反の派兵法「海賊処罰取締法」に反対する。 武力で平和はつくれない。軍艦の派兵ではなく、平和的な民生支援

    ピースボートと自衛隊の平和な関係 〜カンボジアPKOの場合〜 - リアリズムと麦ごはん
    ken409
    ken409 2009/05/17
    自衛隊が自衛隊否定論者を差別しないのは当然のことなのだが、同時に自衛隊否定論者が自衛隊員を差別しないのも当然のことであるべきだと思う。かつて、防大生を同世代の恥辱とまで言った奴もいたが…。
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