夏の参院選をにらみ改選を迎える参院民主党議員の離党の動きが21日、相次ぎ判明した。支持率が低迷し、日本維新の会など第三極との選挙協力もままならない民主党。党内からは「一刻も早く泥舟から逃げ出すというわけか…」(中堅)とため息が漏れる。見切りをつけた議員たちが、われ先にと“脱走”しようとしている。(坂井広志) 離党の意向を固めたのは川崎稔(佐賀選挙区)、植松恵美子(香川選挙区)両参院議員。2人は22日に離党届を提出し、無所属となる予定だ。衆院選大敗後の離党の動きはこれが初めて。このほか20日には、党福岡県連が、現職の岩本司参院議員が公認候補の公募に応じなかったことを明らかにしている。 川崎氏は昨年11月に参院選不出馬を表明している。産経新聞の取材に「平成24年度補正予算案や日銀総裁人事など重要案件が続く。自由な立場で(賛否を)判断したい」と語ったが、地元の首長選に超党派の支援を得て出馬するの