→関連記事:WWDC 2011基調講演リポート:クラウドを中心にしたデジタルハブ――ポストPC時代の幕開け 10年目にして大きく生まれ変わった次期Mac OS X WWDC 2011の基調講演で発表された製品の中では、最も登場が早い(7月リリース予定)Mac用次期OSの「Lion」は、Mac OS Xが持つ10年の歴史において、最も意義深いアップデートとなりそうだ。 ワールドワイドマーケティング担当上級副社長のフィル・シラー氏は冒頭、10年前の2001年3月に旧Mac OSの後継OSとしてリリースされたMac OS Xの初期バージョンの画面を示し、この10年の進化を見てほしいと語りながら、現行のMac OS X Snow Leopardと比較してみせた。 筆者の感想では、今回のOS X Lionは、世の中がiPhone/iPadに代表されるポストPC機器に大きく舵を取っているこの時代に、P