かつて誰もがクールに生きたいと考える時代があった。 高校の終わり頃、僕は心に思うことの半分しか口に出すまいと決心した。理由は忘れたがその思いつきを、何年かにわたって僕は実行した。そしてある日、僕は自分が思っていることの半分しか語ることができない人間になっていることを発見した。 (村上春樹『風の歌を聴け』) マイクロブログの普及により思ったことを140字以内で表現するよう迫られ、そして思っていることのうち140字に収まる分しか語ることができない人間になってしまう。まさかそんなことないだろうけれど、一種のリハビリテーションとして、時折ブログに少しだけ長い文章を書くのも悪くないかもしれない。 たとえば上の一文は142字。特に長さを考えずに書いたけれど、だいたいツイートひとつ分になっている。無意識にその長さが刷り込まれているのかもしれない。 今朝、Twitpic の CTO が30日間ソーシャルメ