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ブックマーク / remote.seesaa.net (7)

  • 人材の流動化か囲い込みか

    最近、日のSI企業と仕事をする機会あった。 久々に衝撃的な体験だった。 とあるシステム案件の下請け的開発依頼だったのだが、 1.アーキテクチャがおかしい ビジネス系の人が直接実装担当のエンジニアに指示を出している。丸投げである。よってアーキテクチャが根的におかしいのだが修正できない。 アーキテクト不在。 2.ドキュメントが無茶苦茶 基なぜかエクセルで書いている。読みにくいことこの上ない。さらにバージョン管理が無茶苦茶である。ほとんど読んでも意味の無い古いドキュメントだらけで解読が非常に難しい。アプリのバージョン、開発環境などもドキュメント毎に違っている。ビルドするとドキュメントが自動生成されるなんてことは一切ない。 ドキュメント担当不在。 3.プロダクトのソース管理が無茶苦茶 ソース管理ソフトはつかっているものの、理解不能なブランチに分かれていて同等製品が複数派生している。修正に手間

    人材の流動化か囲い込みか
  • イノベーションは生まれない

    池田信夫blogの人材鎖国のエントリーが興味深い。 この10年で、日エンジニアの数は1割へった。特にITゼネコンは3K職場というイメージが定着してしまったため、優秀な学生は外資系を志望する。と私も二人分、これに貢献したことになりますな。 それでも79%の日企業が「外人エンジニアを雇う気はない」という。それはそうだろう。Skilledエンジニアの多くは、安月給で働いてくれないし、日語できないし、空気読めないし、残業しないし、すぐ辞めるし。そんな要求を受け入れられる我慢強いエンジニアは日人以外ありえない。 根的な問題は、ここまで若者に嫌われても直らない、ゼネコン型の多重下請け構造にある。さらに言えば、非若者はそれが問題とは思っていないということであろう。 正社員だけを過剰保護する雇用慣行のおかげでSI業者が人材派遣業になってしまったため、企業のコア部門にITのわかる人材が育たず、

    イノベーションは生まれない
    kenkitii
    kenkitii 2008/05/24
  • ジャパニーズドリーム その4

    前職で、最近定年したAさんの話。 Aさんは若いころ、仕事の関係で香港の事業家Oさんと付き合いがあった。 Oさんは小さな事務所を開いて、ビジネスを始めたばかりであった。 Aさんは自分の経験を元に、日企業との付き合い方なんかをOさんに色々とアドバイスをしてあげていた。 その甲斐もあって、Oさんのビジネスは徐々に拡大していった。 AさんはOさんと定年まで付き合いがあって、仕事上のやり取りもあった。 そのころにはOさんの会社は相当な企業に成長していた。 Aさんが定年になった年に、それまでの感謝を込めてAさんを香港に招待してくれたのだという。 ビジネスクラスの航空券、ホテルのスイートから事に至るまで、すべて手配してくれたそうだ。 楽しい時間を過ごして日へ帰る間際に、紙袋を渡された。 「これをどうぞお持ちください。」 中を見ると、その会社の株券があった。 時価で一億円相当。 こんなうそみたいな物

    ジャパニーズドリーム その4
    kenkitii
    kenkitii 2007/05/17
    なんかいい話
  • 垂直型と水平型

    垂直統合型と水平統合型の話は昨今よく聞く話である。 今のカナダの会社は典型的な水平型であり、前職は典型的な垂直型であった。 これは企業の経営方針というより、個々人の、考え方や仕事に対するアプローチの仕方の集積が、そのまま企業経営に現れているのかなあと思う。 今の会社は小さい会社である。社員はほぼソフトウェアエンジニアだ。 にもかかわらず、ネットワーク担当、システムアドミニストレーターのような専用職がいる。 彼らは開発に一切関わらない。 前職では、詳しい人が兼任していることはあったが、そういうことはしない。 私がこちらにくると、各担当者が現れ、設定をしてくれる。 メールやスパム処理の設定から、ネットワークドライブのアサインまで、至れり尽くせりである。 それぐらい自分で出来るわ!と突っ込みを入れたいところだが、彼らも自分の仕事として自信をもってやっていて、誇らしげに説明してくれる。 ちょっと必

    垂直型と水平型
  • ITがインド社会を変える

    年末に「ITがインド社会を変える」という番組を見た。 伊藤洋一氏がインドに行って、取材したものだ。 特に印象的だったのは、最低カーストの若者たちの姿であった。彼らはインドで最も貧しい生活を強いられている。 これまでだとその生活を受け入れるしかなかったのだが、ITの力によって会社を興し成功するものが現れている。 紹介されていた予備校の校長は非常に優秀だったため、かつてアメリカ数学を学ぼうとしたが、渡航費を捻出できず夢を諦めなければならかったそうだ。その経験から、出来るだけ安い学費で多くの貧しい学生に学んでほしいのだという。 貧しい親は借金をして予備校に子供を送る。 子供は朝の5:00から夜の12:00まで勉強をしている。学生の目は真剣そのものだ。輝きが違う。 ぎゅうぎゅう詰めの教室で、居眠りしているような人は一人もいない。 雨の吹き込む建物で傘をさしながら、濡れたノートに必死に書き込む。

    ITがインド社会を変える
  • 捨てられる街

    アメリカに出張すると思うことがある。 ラスベガスは言うまでも無く、サンノゼ近辺の上空から見た住宅街は異様だ。 砂漠の中に無理やり造られた街並み。 大きな家々はプールを併設させ、水をなみなみと湛えている。 この国は、多くの借金をしているが、砂漠に人工的に水を撒いて街を維持している。 一方で、日は、100兆円を超えるアメリカ国債を保有して、米ドル、米経済を維持しようとしてきた。(まとめサイト) 通勤ラッシュと狭い家でがんばるサラリーマンの税金で、砂漠に水を撒いてプールで泳いでいるのかと。 主従関係というか、奴隷だな、こりゃ。 敗戦国の当の意味はこういうことなのかもしれない。 戦争で勝って、収奪する基は昔も今も変わらないということか。 方法が昔より巧妙になっているだけのことだ。 昔読んだ司馬遼太郎の「アメリカ素描」というのにこういう記述がある。 アメリカにきておどろいたことのひとつは、機能

    捨てられる街
  • お金の使い方

    の実家のある村の、多くの家は兼業農家をやっている。 平日はサラリーマンで、週末に田んぼに入るような生活だ。 実家の隣の家が、家を建て直すという。 なんでも、道路の建設計画でその家の田んぼが売れたのだという。 1億ほどの収入があったそうだ。 で、上物だけに7千万かけて総檜の家にするらしい。 ジェットスキーとかも車庫にあった。 少し前には、同じ村で道路がらみで、3億ぐらい入った家もあったらしい。 そこは1億数千万もするような豪邸を建て、ついでに夫婦で豪華客船世界一周の旅にいったとか。 同世代の知り合いが家を買う。 35年ローンを組んで、結局元の値段の倍近い金を支払わされる。 そして、給料の残りは税金と生命保険に消える。 買った家もお世辞にも広いといえないようなマンションだったりする。 最新のオール電化とか言っているが、20年もすれば不良債権化する可能性もある。 多くの人が、躊躇なく膨大な借金

    お金の使い方
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