あなたのお気に入りの偉大なバンドたちは栄光に包まれてキャリアを終えたのか? それとも火の玉となって燃え尽きたのか? ニルヴァーナからセックス・ピストルズまで、忘れることのできないいくつかのラスト・ライヴを見ていくことにしよう。 ニルヴァーナ 1994年3月1日/ミュンヘン、ターミナル1 自殺する約1カ月前、カート・コバーンは気管支炎と喉頭炎を患っていた。それは正直に言って彼の疲れ切った声からもうかがえる。カート・コバーンは医師の指示を聞かずステージに立ったのだった。伝えられるところによると、音響状態も悪かったこともあるが、このライヴは少し悲惨なものになってしまったという。そして、ニルヴァーナは限界へと達し、その幕を閉じたのだ。