2020年、新型コロナ禍において、ゲーム市場は例年よりも成長した。こちらの資料は筆者がモデレータを務めたCEDEC2021『グローバルゲーム業界最前線2021』のディスカッションで提示した内容だが、2020年、世界ゲーム市場は20.6兆円となり、前年比32%増となっている。これまで、成長期でも前年比20%増で推移していることを想定する10%+の部分が「巣もごもり効果」によるものと推察出来る。日本においても、2020年は2兆円を突破するなど世界全体の10%にあたる市場規模であり、国ごとであれば、中国、アメリカに続く第3位に位置づけられるが、やはり前年比17%増と、ここ数年の成長期の14%を上回る数値を示した。ただ、セグメントで見ると、とりわけ、前年比増加率が高いのが家庭用ゲーム機のセグメントで、前年比42.5%増であった。ファミ通ゲーム白書2021の分析では、その中でもとりわけ顕著に成長した
「The Game Awards 2021」のノミネート作品が発表。Game of the Year候補は,“メトロイド ドレッド”や“バイオハザード ヴィレッジ”など6タイトル 編集部:松本隆一 ゲームイベント「The Game Awards 2021」のノミネート作品が発表された。 2021年11月12日に掲載した記事でお伝えしたように,今年で8回めを迎える「The Game Awards」は,さまざまなカテゴリごとに,優れたゲームタイトルやeスポーツチーム,イベントなどを顕彰するイベントで,日本時間の12月10日にカリフォルニア州ロサンゼルスのMicrosoft Theaterで幕を開ける。 DEATHLOOP AND RATCHET & CLANK: RIFT APART LEAD NOMINATIONS FOR THE GAME AWARDS 2021 発表によれば,オンラインで
閉鎖した海賊版サイト「漫画BANK」を解剖、その始まりは中国系老舗BLスキャンレーションコミュニティ「三年五組」 ここ数年の日本向け漫画海賊版サイトの勢いは激しく、2017〜2018年にトップだった「漫画村」は、2018年4月に政府が海賊版サイトの緊急対策として漫画村を含む3サイトを名指しして対策の必要性を指摘したところ、サイトは閉鎖し、最終的に摘発されました。 漫画村の後継を狙うサイトはその後いくつも出現し、その中で最も大きく成長した「星のロミ」は2019年4月に大手出版社4社によってニューヨークで提訴 (翻訳記事)されると、こちらも閉鎖しました。 そして2020〜2021年の間、大手の海賊版サイトとして君臨していたうちの一つが「漫画BANK」であり、1日に海外メディアのTorrentFreakが集英社による漫画BANKに対する法的な要請について報じると、4日午後には以下のメッセージを残
株式会社電通グループの社内組織である電通総研(所在地:東京都港区、所長:谷 尚樹)は、2021年8月31日~9月2日に日本在住の18~70歳の男性3,000人を対象に「男らしさに関する意識調査」を実施しました。本調査は、ジェンダー平等の実現に向けて男性を対象に世界各地で活動を行うNGOのPROMUNDO(プロムンド)が2016年に実施した「The Man Box(マン・ボックス)」調査※1を、日本でも実施したものです。日本調査は、プロムンドが実施した調査と同一の質問票を日本語訳したものに加え、日本独自の質問を追加した、約30問で構成しました。 「マン・ボックス」※2とは、「男性はタフであるべきだ」、「男性は一家の大黒柱であるべきだ」といった、社会で広く受け入れられている、伝統的かつ覇権的な男らしいとされる行動や考え方を意味します。本調査では、男らしさの箱の中に囚われた「マン・ボックスの中に
温泉むすめ、炎上を最初に見た時は「またか」と思った。最近のよくある(ありすぎる)炎上案件のひとつだと。個人的にはああいう萌え絵は好きじゃないけど、好きな人がいてそれが地域活性化につながるのは理解している。キティちゃんやミッキーだって全員好きなわけではないんだから、それはしょうがないと思う。 絵も設定も、個人的には「オタク感が強すぎる」と感じてしまうものだった。街中ではまず見かけない、極端に短いスカート(少しでも動いたらパンツが見える)や胸や体のラインを強調しまくる衣装を、パンツを見せて良いとも体のラインを強調したいとも思ってなさそうな女の子たちが着ているのも、まぁあるあるだ。 現実にあの衣装を着ているとしたら、かなりセクシーな表現を好み、セクシーな印象を周りに与えることに自覚的で、見た目や体型に自信のある子だと思う。でも彼女たちはそうでもなさそう。 私は『エロい服を着てるけどそのエロさには
日本では、なぜ「ナチスのモノマネを気軽にしてしまう人」が後を絶たないのでしょうか。 デリカシーのない日本人の発言の数々 筆者はドイツ人の父親と日本人の母親の間に生まれ、ミュンヘンで育ちました。日本に来てから約20年。思い返してみると、来たばかりの頃、「日本とドイツのハーフ」であることを伝えると、よくこうリアクションされたものです。 「日独ですか。日独といえば、日独伊三国同盟ですね!」と。その後、発言者の多くが決まって「わっはっは」と大爆笑するのでした。 「日独伊三国同盟」は筆者ももちろん知っています。しかしなぜ自己紹介の際、それを持ち出すのか不思議でなりませんでした。というのも、ドイツでは「ナチス政権時代に日本・ドイツ・イタリアが同盟を結んでいたことを喜ばしく思うような発言」はタブーだからです。 この発言者の多くは高齢者でした。現在では戦争や同盟のことをあまり知らない人が増えたせいか、同じ
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