「特別軍事作戦を終わらせ、交渉のテーブルについてください。もしくはみずから前線に行って死んでください」 プーチン大統領に公然と、こう要求する女性たちがいます。ロシアの動員兵の妻や母親たちでつくるネットワーク、「プーチ・ダモイ」(我が家への道)のメンバーです。 当局の圧力を受けながらも「夫や息子を返してほしい」と訴える女性たちがロシア社会に変化をもたらすことになるのか。3人の女性に話を聞きました。 2022年9月、30万人の動員に踏み切ったプーチン大統領。国内では抗議デモが起きたほか、招集を免れようと多くの人が国外に逃れました。 そしていま、ロシアでは、戦場に動員された人の妻や母親たちが「プーチ・ダモイ」と名付けたネットワークを立ち上げ、夫や恋人、息子を返せと訴えています。 SNSチャンネルの登録者数はおよそ6万6000人(4月3日現在)。 当初、女性たちは中央や地方の政治家に嘆願書を書くな