駅の中や周辺の公共施設までのルートなどを視覚障害者が触って確認できる触地図(しょくちず)や点字構内案内板を使いやすくするためのデザインや工夫を考える研究談話会が5日、都内港区の研修施設で開かれた。06年12月の「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」(通称バリアフリー新法)の施行などに伴い、現在、エレベーターやエスカレータとともに全国の鉄道駅や公共施設などに視覚障害者が利用できる触知式の案内図の設置が進んでいる一方で、実際に駅を利用する視覚障害者からは「案内図を見ても目的地の方向が分からない」といった声が寄せられている。談話会は、障害のある人が使いやすい機器を研究するNPO法人ヒューマンインタフェース学会 アクセシブル・インタフェース専門研究会(SIGACI)が開いたもので、当日は福祉機器の研究者や開発者のほか、視覚障害ユーザーらが参加、ユーザーから「複雑すぎて分からない」な