「いま何度目の電子書籍元年だっけ……?」――そんな風に考える業界関係者も、「これから読書はどう変わっていくんだろう」と未来に思いをはせる読者も、散歩がてらに足を運んでみたい電子書籍関連の展示会が開催中だ。 東京・文京区にある印刷博物館。古いポスターやチラシ、書籍から最近の印刷物まで、バラエティ豊かな資料を収蔵するこの博物館では、5月27日まで凸版印刷と印刷博物館の主催による「What's 電子書籍? ――新しい読書の時間がやってきた」が開催されている。 実際に展示会場に足を踏み入れると、さまざまな展示で電子書籍の過去・現在・未来が示されている。さまざまなジャンルの紙の本と電子書籍が比較展示され、実際の違いを体験できるほか、松下電器産業(現:パナソニック)のΣBook(シグマブック)にソニーのLIBRIe、データディスクマン「DD-1」など、懐かしの機種が並べられていたりもする。 関連記事