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ブックマーク / hibi.hatenadiary.jp (13)

  • NDL Ngram Viewerを使って「私小説」概念の歴史を大づかみしてみた - 日比嘉高研究室

    [目次] 1.文芸用語「私小説」の使用頻度を調べる 2.複数の検索語彙を重ねて表示させる 3.「私小説/心境小説/小説」 4.「私小説/純文学/通俗小説」「通俗小説/大衆小説」 5.「探偵小説/歴史小説/家庭小説/私小説」 6.冷静になってちょっとデータを補正する 7.まとめ〈点と線の文学史〉から〈量の文学史〉へ 言及した文献(年代順) 国会図書館NDL Lab.で、NDL Ngram Viewerというサービスの公開が始まったので、ちょっと使ってみた感想を書く。 が、ちょっとのつもりで書いていたらものすごく長くなってしまった。結論だけ知りたい人は目次から「まとめ 〈点と線の文学史〉から〈量の文学史〉へ」へどうぞ。 lab.ndl.go.jp どんなサービスなのかということは、NDL Lab.のページに簡潔に書いてあるので、そちらをご覧いただくとよいのだけれど、要するに、国会図書館

    NDL Ngram Viewerを使って「私小説」概念の歴史を大づかみしてみた - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2022/06/11
  • 勉誠出版がネトウヨ化しているという悲報に接したあと自省した夜 - 日比嘉高研究室

    (2018.08.12追記)この問題のあと、Twitterで以下のタグが出現して、盛り上がっています。Twitterらしいスマートな応援の仕方で、いいですね。私もちょっとだけ推挙しておきました。 twitter.com 以下オリジナル文です。 ■勉誠出版がネトウヨ化しているというツイートを見て、へ?と見に行ったら、ほんとにすごいことになっていた。 e-bookguide.jp なんかゴタついたり、知り合いの編集者が出ていったりしていたが、こっち系の悶着もあったのだろうか… ■個人的にも、けっこう心のダメージ大きい。 こうなっちゃったことについてもショックだが、こうならざるをえなかった出版の現況を、突きつけられる。 藁をもすがる。愛国阿片をもすがる、出版の今。 しかも良心的なを出してきた学術出版社が、だ。 ■業界の人間の一人として、単純に勉誠出版を責めて終わりにはできないと感じている。も

    勉誠出版がネトウヨ化しているという悲報に接したあと自省した夜 - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2018/08/11
    うん。“フォーマットが決まっている結果、「何のため」「誰のため」という問いから、書き手は免除される。”
  • 『〈自己表象〉の文学史』第三版、刊行されました - 日比嘉高研究室

    2002年の刊行以来ご好評をいただいている(自分で言うな)『〈自己表象〉の文学史――自分を書く小説の登場』の第三版が刊行されます。 第三版のポイントは、 私小説研究文献目録が最新の状況にアップデートされた ソフトカバーになった 定価が 2900円+税 に値下げになった 第三版あとがきがついた であります。もうすぐ、書店店頭やネット書店で買えるようになると思います。 以下、書誌、第三版あとがきと、目次を掲げます。 書誌 発行日 2018年3月20日 発行所 翰林書房 ISBN 978-4-87737-420-4 総ページ 297頁 第三版あとがき 書『〈自己表象〉の文学史――自分を書く小説の登場――』は、二〇〇二年に初版が刊行された。筑波大学に提出した私の課程博士論文を公刊したものであった。それから一五年が経過したことになる。 刊行時に、「自己表象」という言葉をめぐって、翰林書房の今井肇氏

    『〈自己表象〉の文学史』第三版、刊行されました - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2018/03/28
    面白そう。
  • 学会向け批評記事のウェブ先行公開は、愚挙なのか - 日比嘉高研究室

    学会印象記を先行公開して叱られまして 少し前にこういう記事を書きました。 hibi.hatenadiary.jp 学会外の人に少し説明すると、日近代文学会(近現代日文学研究についての最大の学会です。会員数約1600人)には「会報」という冊子媒体があります。これには学会の案内や、発表される研究の予告的要旨、印象記、彙報などが載っています。会員にのみ配られます。 「印象記」というのは、学会でなされた発表、交わされた議論について、まとめをしつつ多少批評的なことを付け加えるような、そんな文章のことです。私は今回、学会の秋季大会特集について、それを書くように依頼され、応諾しました。 で、ここからが問題なのですが、私はそれを上記の通り、先行的にウェブで公開しました(『会報』自体はまだ出ていません。次の4月刊かな)。勝手に、でした。上記エントリで「公開に際して多少迷いましたが」と書いたように、依頼さ

    学会向け批評記事のウェブ先行公開は、愚挙なのか - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2017/12/12
    問題になること自体が理解できない(ふりをしたい)けど、long/shortじゃなくて、alternative versionだったら文句を言われなかったんだろうか……。
  • デジタル化と大学図書館の未来──横田氏講演の感想メモ - 日比嘉高研究室

    3月22日、横田カーター啓子さんが、名古屋大で講演をして下さった。図書館の方、大学院生、研究者、出版関係者、その他の方が集まって、密度の濃い2時間あまりの集会となった。私は役得で、その後の事会でも議論と情報交換を続行した。 いろいろ考えさせられることが多く、そのままにするのももったいないので、自分の頭の整理をかねて少し考えたことなどを整理しておく。 以下は横田さんの講演と、その後の意見交換を踏まえ、日比の私見を書いたものとなっている。横田さんのお話の全貌を示すものではないので、その点は誤解なきようお願いします。 目次はこんな感じ: 「図書」館から情報基盤センターへ 研究データの収蔵先としての図書館 デジタル資料の持続可能性 格差──大学間格差 格差──代理戦争気味な 研究成果のSEO? デジタル化はリテラシーを上げるかもしれない 選書の終焉? おわりに 研究者はbotにひれ伏すか 「図書

    デジタル化と大学図書館の未来──横田氏講演の感想メモ - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2016/03/30
    大学図書館員にとってはいずれも常識となってるけど、こうやって多くの先生方に知ってもらう場を作ることは大事だなあと改めて思った。特に、こんなふうにブログにしてくださる先生はすばらしい。
  • 講演「Digital Humanities と北米大学図書館の現在~ミシガン大から見る」 - 日比嘉高研究室

    会場が「ビブリオサロン」に変更になりました。同じ名大中央図書館です。 人文学研究 × デジタル・テクノロジー × 図書館 で何が生まれるのか? その交差が急速に進展しつつある北米の事例をもとに、ミシガン大附属図書館 現役司書・横田カーター啓子氏とともに考える。 研究は? 教育は? 図書館業務は? 海外の日研究支援のあり方と、 日関連資料のデジタル化の現状は? 講師:横田カーター啓子 氏(ミシガン大学大学院日学研究司書) 演題:「Digital Humanities と北米大学図書館の現在~ミシガン大から見る」 日時:2016年3月22日(火) 15:30~17:00(終了時間は予定) 場所:名古屋大学附属中央図書館2F ビブリオサロン http://www.nul.nagoya-u.ac.jp/guide/map/index.html 司会・コメント:日比嘉高(名古屋大学文学研究科)

    講演「Digital Humanities と北米大学図書館の現在~ミシガン大から見る」 - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2016/03/01
    @名古屋大学
  • ある地方国立大の理事クラスの方からのメール(教員養成・人文社会系廃止削減問題) - 日比嘉高研究室

    先日、ある地方国立大の理事クラスの方からメールをいただきました。人文社会系の改組に関わるお仕事にもたずさわっていらっしゃるとのことでしたが、たいへん危機感をお持ちでした。その内容をご紹介します。 なお、数字などは変えていませんが、大学の特定を避けられるような処理をしてあります。文体も変えてあります。 公開については、もちろん許可をいただいています。シェアも歓迎します。 国立大の人文社会学系学部は、経済基盤の弱いところから順次、縮小廃止に向かうと思います。 たとえばうちの大学ですと、人件費は来年から1億3000万円の赤字が発生、それが今後毎年5000万円ずつ膨らんでいきます。単純に教員1名を1000万円とすると、第3期の6年間で、43名の教員を減らさないといけません。また内閣府が決めた国家公務員削減率は今年から年間2パーセントになってます。あわせると、人文社会科学系1学部分の教員削減になりま

    ある地方国立大の理事クラスの方からのメール(教員養成・人文社会系廃止削減問題) - 日比嘉高研究室
  • 国立大文系学部の学生定員は、「半分ぐらいなら残してもいい」とか言われたという噂 - 日比嘉高研究室

    先日、とある地方小規模国立大学の理事の方とお話しする機会があった。話題は文系学部の縮小や、国立大の三分類化についてであった。いくつかびっくりすることがあったので紹介するが、裏を取っていないので、あくまで「噂レベル」として受け止めていただきたい。 その大学では(全国じゃないです)、文系学部の学生定員は「半分ぐらいなら残してもいい」と言われたという。 「地域特化型」は文系だけでなく理系においても求められる。ある理系教員曰く、「地元指向の科学って、いったい何の事だ?」 「地域特化型」の大学においては、卒業生を地元に就職させることが求められる。数値目標まで出させられるとか。 1)について 心の底から、噂だと思いたい。文系学部の学生定員半分になるという事態の恐ろしさが、リアルに想像できないぐらいだ。教員の定員は、学生定員を根拠に算出されることが通常なので、これは当然教員の数も半分になることを意味する

    国立大文系学部の学生定員は、「半分ぐらいなら残してもいい」とか言われたという噂 - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2015/06/15
    地域内での閉じた循環が起こりうる、という点が気になる。
  • 日本政府がMITやジョージタウン大などの日本研究に18億円出すことに決めたらしい件 - 日比嘉高研究室

    政府は、増大する中国韓国の影響力に対抗する「ソフト・パワー」政策の一環として、ジョージタウン大、マサチューセッツ工科大学(MIT)を含む海外の9つの大学の日研究に、1500万ドル(約18億円)以上の予算を付けることにした、とのことです。 ソースは、The Japan Times の記事「To counter China and South Korea, government to fund Japan studies at U.S. colleges(中国韓国に対抗するため、日政府、米国の大学の日研究に資金援助)」です。 以下骨子を紹介します。 MITとジョージタウン大は、2015年度の外務省予算からそれぞれ500万ドルずつを受ける予定である。 国際交流基金(Japan Foundation)はまだ未確定である米国かその他の地域の6つの大学に、2500万円ずつを割り当てる予定

    日本政府がMITやジョージタウン大などの日本研究に18億円出すことに決めたらしい件 - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2015/03/20
  • 大学が〈選択と集中〉にさらされたとき何が起こるか - 日比嘉高研究室

    大学をはじめとした高等教育の行方、私たちの国の研究のあり方に興味を持つ人にとって、現政府の進めようとしている「改革」は、強い危惧を抱かせるものになっています。先日、お声がかかって『月刊 自治研』という雑誌(自治体公務員の組合活動の一環として出されているのだそうです)に「国立大学をめぐっていま何が起こっているか」(『月刊 自治研』vol.56 no.663, 2014年12月)という記事を書かせいただきました。 全文の転載はできなかったので、ここに要旨を紹介します。部分的には、『自治研』掲載の文章を「引用」している箇所があることもあらかじめおことわりします。全文が読みたい方は、書店・図書館等で入手なさるか、日比までお問い合わせ下さい。 *** 〈選択と集中〉とは この記事で私が書いたことは、日の大学に対して進められようとしている〈選択と集中〉の「改革」が実行されたときに、いったい何が起こっ

    大学が〈選択と集中〉にさらされたとき何が起こるか - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2014/12/19
    おっしゃってることが理解できるからこそもう一度考えてみたい。本当に(すべての分野で)(そんなにも)裾野が必要なのかどうか。
  • 国立大から教員養成系・人文社会科学系は追い出されるかもしれない - 日比嘉高研究室

    教育系・人文社会系は、いらない 国立大学は「国立大学法人」となって、国の縛りから自由になった、はずだったのですが、その実、サイフを握られて結局昔よりも文部科学省の言いなりになる傾向が強まった――このことはどこかで耳にしたことがあるかもしれません。 その国立大学の行く末を論じている会議の一つに、国立大学法人評価委員会というのがあるのですが、そこがびっくりするような提言をしています。「国立大学法人の組織及び業務全般の見直しに関する視点」について(案)という文書で、この8月4日の日付をもつものです。以下で全文が読めます。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/kokuritu/gijiroku/__icsFiles/afieldfile/2014/08/13/1350876_02.pdf 教育系・人文社会系のスタッフ一同が、背中に寒風を感じるだろう箇所を引用しま

    国立大から教員養成系・人文社会科学系は追い出されるかもしれない - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2014/08/27
    国立大の数が減らせないからこうするしかないというメッセージなのだろうか。/そのうち国立大に図書館は要らないと言い出しかねん。
  • 学術リポジトリが変える論文の「価値」と読者層 - 日比嘉高研究室

    学期末のレポートの添削をしていて、 あることに気がついた。私の今回の期末課題は、「A群に挙げた文学作品のなかから一つを選び、B群のキーワード(批評用語)から一つを参照しながら論じよ」というようなものであった。そして、先行研究を一つ以上参照することを強く推奨した。 すると、かなり多くの学生が先行論文を参照してきた。それはよかったのだが、蓋を開けてみると、学生たちに参照される論文が、ほぼ同一の一篇に限られていたのである。 仲の良い学生同士なら「貸し合った」ということが想定されるが、今回の私の授業は教養教育の比較的大人数の授業だったので、それはたぶんない。で、ははぁ、と思ってググってみた。たとえば、 [作家名ア]+[作品名ア]+[ジェンダー] 何番目かに――そして論文としては一番上位に――くだんの論文甲がヒットする。別の作品でもやってみた。 [作品名イ]+[ナラトロジー] これは一番上位の検索結

    学術リポジトリが変える論文の「価値」と読者層 - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2013/02/11
    「結論」の良識にほっとした.そう,その状況に懸念を感じる研究者の皆さんにはOAを推進してほしい.というかそれしかない.
  • 『解釈と鑑賞』、休刊 - 日比嘉高研究室

    『国文学 解釈と鑑賞』が休刊したらしい。 笠間書院のメールマガジンで教えてもらった。 http://kasamashoin.jp/2011/08/_109.html 『国文学 解釈と教材の研究』がすでに休刊しており、こういう日が来ることもチラと考えてはいたが、やはり感慨はある。上記のメルマガに紹介されていた@helplineさんのtogetterを見ると、同じ気持ちの人も少なくないようだ。 http://togetter.com/li/172508 (最近twitterにぜんぜんログオンしていないので、このニュースも、みなさんのtweetもまったく知らなかった・・・) こういう多くの人々の反応を見るにつけ、『国文学』や『解釈と鑑賞』が、実際にそこに掲載されている内容以上に、ある種の役割を持っていたんだなぁ、ということをあらためて思う。それは、一種の「ランドマーク」みたいなものだったのかもし

    『解釈と鑑賞』、休刊 - 日比嘉高研究室
    kitone
    kitone 2011/08/26
    「『国文学』や『解釈と鑑賞』は学部生として始めて先行研究を調べるとき、まずだれもがお世話になる雑誌だった。」 なるほど。こういうことを書いてもらわないと門外漢には分からないのだ。
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