Published 2023/12/25 10:00 (JST) Updated 2023/12/25 11:05 (JST) 奈良公園を訪れると、観光客から渡されたせんべいを勢いよく食べる鹿の姿が見られる。餌を見つけて一目散に駆け寄り、けなげにお辞儀をするような仕草を見せる度、歓声が上がる。この公園には、およそ1200頭以上が生息している。 奈良と鹿の関わりは長い。春日大社には奈良時代の768年、祭神である武甕槌命が鹿島神宮(茨城県鹿嶋市)から白鹿に乗って奈良市の御蓋山の山頂に降り立ったという言い伝えがある。この白鹿の子孫とされているのが奈良の鹿で、「神の使い」として大切にされてきた。現在は文化財保護法により天然記念物に指定され、保護が強化されている。 ところが、奈良のある場所では鹿が過剰収容され、栄養が足りず「虐待されている」と獣医師から指摘されている。しかも、収容しているのは奈良の鹿
![奈良の鹿は「神の使い」…なのに虐待? 保護団体、収容しすぎで過密、栄養不足 背景に深刻な農業被害 | 47NEWS](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/05990c0ea35d456ece2cf01c6df45dfaba414248/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fnordot-res.cloudinary.com%2Fc_fill%2Cw_400%2Ch_210%2Cg_faces%2Cq_auto%3Aeco%2Fch%2Fimages%2F1104345309566894570%2Forigin_1.jpg)