ハロウィーンにはカブを=伝統回帰呼び掛け−英 カブで作られた各種ハロウィーンのランプ=26日、イングリッシュ・ヘリテージ提供。英南部ドーバー城(AFP=時事) 【ロンドンAFP=時事】英国の歴史的建造物保護団体「イングリッシュ・ヘリテージ」は、31日のハロウィーンを前に声明を出し、伝統に立ち返って祭りのランプをカボチャではなくカブで作るよう呼び掛けた。 保護団体によると、ランプは本来、呪われた男が燃える石炭をカブに入れ、さまよう際に道を照らす明かりだった。「悪い魂を脅かして退散させるため、カボチャよりはるか以前からカブのランプを戸口に置く習慣が英全土にあった」と保護団体。今でも英北部では「ルタバガ」というカブに似た野菜を使う。 19世紀、米国に移住した英国人が、加工しやすいカボチャを用い始めた。これが今、米国の行事として英国に逆輸入されている。保護団体の歴史家マイケル・カーター氏は「カ