鴻上尚史(こうかみ・しょうじ)さん。作家・演出家。早稲田大学在学中に劇団「第三舞台」を旗揚げ。94年「スナフキンの手紙」で岸田國士戯曲賞受賞。現在は「KOKAMI@network」と「虚構の劇団」を中心に脚本、演出を手がける
<大反響「百田尚樹現象」特集は、どのようにして生まれたのか。百田尚樹氏を取り上げたことへの賛否の声に、編集部の企画趣旨を説明します> ニューズウィーク日本版はなぜ、「百田尚樹現象」を特集したのか。 5月28日に発売された特集「百田尚樹現象」(6月4日号)に、大きな反響をいただいています。有難いことに、読んでくださった方から評価する声がたくさん届いていますが、なかには特集を告知した時点で「天下のNewsweekが特集するテーマですか?」「これ持ち上げてるの?disってるの?」という質問も見受けられたので、なぜこの特集を組むことにしたのか、お話しさせていただこうと思います。 そもそもの出発点は、『日本国紀』(幻冬舎)は一体誰が読んでいるのか、というシンプルな問いでした。65万部のベストセラー本として書店には平積みになっているのに、周りで「読んだ」という人には出会わない......。それでも、百
映画『15時17分、パリ行き』 ©2018 Warner Bros. Entertainment Inc., Village Roadshow Films (BVI) Limited, RatPac-Dune Entertainment LLC クリント・イーストウッド監督が2015年高速鉄道で起きた無差別テロ事件を映画化した『15時17分、パリ行き』 が3月1日(木)より公開。webDICEではクリント・イーストウッド監督のインタビューを掲載する。 2015年に起きたパリ行きの特急列車内で554人の乗客全員をターゲットした無差別テロ襲撃事件。居合わせた3人の若者が犯人逮捕に立ち向かった実話を、その当事者が演じる。3人の若者たち以外にも、乗客として列車に居合わせた人々が出演し、事件が起こった場所でも撮影を行っている。そうしたリアリティの追及と、『アメリカン・スナイパー』と『ハドソン川の奇跡
――戦後の実存主義ブーム、60年代の構造主義ブーム、80年代のニューアカブーム、そして90年代のポストモダンブームなど、多くの人が哲学に興味を持つ「哲学ブーム」なるものが、これまで繰り返されてきた気がします。今後またそういったブームが来ることはあると思いますか。 萱野 ブームというか、何かを一新しよう、という動きはあると思います。ここ最近の流れを簡単に言うと、まずはポストモダンが流行って、それが日本の左翼言論に取り入れられ、国家批判やナショナリズム批判、フェミニズムなんかに広がっていきました。しかし、2000年代半ばくらいから少しずつ、国家批判やナショナリズム批判ばかりしていてもしょうがないという風潮が出てきて。何か次のことを考えようという段階に今あると思います。 ――「国家批判ばかりしていてもしょうがない」というのは、一冊目の『国家とはなにか』のテーマでもありますよね。 萱野 そうです。
ロンドンにあるコンテンポラリー・アート・ギャラリーICAで行われた国際交流基金主催の巡回日本映画上映会。その会場に、俳優の森山未來がいた。「モテキ」と「苦役列車」という2本の主演作品の上映に合わせ来英した森山は、現在、文化庁の文化交流使としてイスラエルに拠点を置き、活動している。イスラエルの大都市、テル・アビブでダンサーとして、また一人の人間として何を思い、日々を過ごしているのか、聞いた。 森山 未來 Mirai Moriyama 1984年、兵庫県神戸市生まれ。幼いころからジャズ・ダンス、タップ・ダンス、クラシック・バレエ、ヒップホップなどのダンスを始める。1999年、宮本亜門演出「ボーイズ・タイム」で本格デビュー。その後、テレビ・ドラマ「さよなら小津先生」「ウォーターボーイズ」などの話題作に相次いで出演する。2004年、映画「世界の中心で、愛をさけぶ」で主人公サクの高校生時代を演じ、日
――エドモンド・ヒラリーさんのお話を聞く前に、ピーター・ヒラリーさんご自身のことをうかがいます。ピーターさんも登山家であり、何度かエベレストに登頂していますね。 エベレストには、これまでに5回登頂しています。最初に登ったのは1990年です。 ――2002年に、ナショナル ジオグラフィック協会がエベレスト初登頂50周年に向けて結成した遠征隊にも加わっていました。 ええ、あれが2回目の登頂でした。エベレスト登頂に成功した初期の登山家の2世を中心に編成したチームです。 メンバーは1953年に初登頂を成功させたエドモンド・ヒラリーの息子である私、10年後の1963年に米国人として初登頂に成功したバリー・ビショップの息子のブレント・ビショップなど。 父とともに初登頂を成功させたシェルパのテンジン・ノルゲイの息子、ジャムリン・ノルゲイも参加しています。彼は、ベースキャンプで通信を担当しました。
「ものづくり企業はチャンスに満ちあふれている」、ヘルスケア・ニューフロンティア構想を掲げる神奈川県知事に聞く 黒岩 祐治氏 神奈川県知事 「ヘルスケア・ニューフロンティア」――。こうした構想を今、神奈川県は強力に推進している。「最先端の医療や技術の追求」「未病を治す」という二つのアプローチを融合させることにより、健康寿命日本一と新たな市場・産業の創出を目指す取り組みだ。 この構想の実現に向けた具体的な取り組みとして、国から指定を受けた「京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区」「さがみロボット産業特区」の二つの特区も既に動き始めている。神奈川県知事の黒岩祐治氏は、「(二つの特区は)県内の経済のエンジンを回す原動力だ」と位置付ける。 京浜臨海部ライフイノベーション国際戦略総合特区の取り組みの一環として2013年4月に始動したライフイノベーション国際協働センター(GCC:Global C
ライブドア事件で起訴、収監され、今年3月に仮釈放された堀江貴文氏。前回に引き続き、氏のロングインタビューをお届けする。「お金を稼ぐのはやりたいことをやるため」と語る堀江氏に、ライブドアの社長時代にどんな経営ポリシーでビジネスを行っていたか、そして無罪を主張していたライブドア事件と自身の公判を振り返り、今どんな感想を持っているのかを詳しく聞いた。仮釈放後、初めて明らかにされる氏の本音に耳を傾けよう。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 編集長・原英次郎、小尾拓也 撮影/宇佐見利明) 市場を変えるために株式分割をやった 「株価吊り上げ批判」は完全な的外れ ほりえ・たかふみ SNS株式会社オーナー兼従業員、株式会社ライブドア元代表取締役社長CEO。1972年生まれ。福岡県出身。東京大学中退。東大在学中の96年、ウェブページ制作請負の有限会社オン・ザ・エッヂ設立。2002年旧ライブドア社から営業権を
ライブドア事件で起訴され、2011年4月に懲役2年6ヵ月の実刑判決が確定、同年6月に収監された堀江貴文氏。ダイヤモンド・オンラインは、今年3月に仮釈放された氏にロングインタビューを試みた。服役中に考えたこと、そしてこれから目指す新しいビジネスのアイデアについて、堀江氏に現在の心境を語ってもらった。収監中も自身のメルマガを配信し続け、仮釈放後は矢継ぎ早に著書を上梓、若者を中心に人気は健在だが、果たして「稼ぐが勝ち」のホリエモンは変わったのだろうか。かつて時代の寵児と呼ばれた男が「やりたいことを諦めない生き方」を教える。(聞き手/ダイヤモンド・オンライン 編集長・原英次郎、小尾拓也、撮影/宇佐見利明) ほりえ・たかふみ SNS株式会社オーナー兼従業員、株式会社ライブドア元代表取締役社長CEO。1972年生まれ。福岡県出身。東京大学中退。東大在学中の96年、ウェブページ制作請負の有限会社オン・ザ
1963年、福岡県生まれ。明治大学在学中に東京サンシャインボーイズで舞台に立つ。卒業後、蜷川スタジオに参加。1年半の休業を経て、俳優業に復帰。初期三谷作品から蜷川作品、ザズウシアター、第三舞台など、83年から約30年にわたり、とぎれることなく舞台に出続ける。映画デビューは27歳で出演した『地獄の警備員』。光石研、役所広司、宮﨑あおいと共演した『EUREKA』(01)を印象的な映画に挙げている。10月期からはフジテレビの『遅咲きのヒマワリ~ボクの人生、リニューアル~』にも出演。現在、映画『アウトレイジビヨンド』も公開中。『孤独のグルメSeason2』のウェブサイトはwww.tv-tokyo.co.jp/kodokunogurume2/、スクエアな写真が見られるオフィシャルブログはhttp://matsushige.cocolog-nifty.com/blog/
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