ブックマーク / mojix.org (40)

  • 「マイナスの方法」で叩くのは、叩く側の評価を落とす - モジログ

    asahi.com - 支持率下落「国民いらだち強めている」14日の鳩山首相(4/4ページ)(2010年5月14日20時46分) http://www.asahi.com/politics/update/0514/TKY201005140513_03.html 「その中に、いー、政治とカネの問題も、おー、たぶんおっきく影響していると、そのように思っています」 など、鳩山首相の口調がそのまま文字にされている。しかし、「いー」とか「おー」とか、「おっきく」とか、ここまで忠実に書くべきなのだろうか。忠実とか、客観的な報道というよりも、むしろ一種の印象操作であると思う。 麻生首相のときも、こういう意地悪なトーンの記事がよく見られた。国民の政権支持率が明確に低迷しているので、朝日新聞に限らず、マスコミが「叩きモード」に入っているのではないか。 しかしこういうやり方は、「こいつはもう弱っていて、叩いて

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    kodaif 2010/05/16
    "「強い人にはペコペコして、弱い人を叩く」ような精神構造の人をしばしば見かけるが、これではまるで逆だ。強い人や評価の高い人なら多少叩いても大丈夫だが、弱い人や苦しんでいる人には、手加減すべきだろう。 "
  • 日本では会社と社員が「密結合」であり、人材が「入れ替え可能」な「モジュール」になっていない - モジログ

    ニュージーランド在住のソフトウェアエンジニア・りもじろうさんが、カナダとニュージーランドのIT企業について、次のように書いている。 住みたいところに住める俺 - ソフトウェアのアウトソース http://remote.seesaa.net/article/146303192.html <私が働いていたカナダのベンチャーもNZのテレコム系の会社も下請け、孫受けである。 どちらもインフラ系のシステムで、業務内容が大規模、複雑で仕様が比較的安定しているためか、仕様書ベースでのシステム納品を行っている。ウェブサービスのスタイルとは違う。 しかし、下請けといっても日のそれとはかなり違っていることが経験してみて分かった。 ・上から下への丸投げはない。 ・社員の給料は上も下もそれほど変らない。 ・勤務時間も変らない。 ・休日数も変らない。 ・上から下、下から上への人の異動(転職)も頻繁に起こる。 ・な

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    kodaif 2010/04/21
    "「家族のような運命共同体」が好きな経営者もいる。そういうのが好きな経営者が、自らそうするのはまったく問題ない。しかし日本では、制度によってこれを全ての会社に強制してしまっている。"
  • あなたが社長なら、解雇された人間を自分の会社に雇いますか? - モジログ

    先日の「日の問題は、「人の流動性」が低すぎてノウハウが循環しないことにある」に対して、はてなブックマークでこういうコメントがあった。 <あなたが社長なら、解雇された人間を自分の会社に雇いますか? と聞きたい。解雇されっぱなしの一方通行地獄の始まりでは?>(ToMoNyaさん) もちろん雇う。というか、解雇されたかどうかは関係なくて、欲しいと思う人材だったら雇うだけの話だ。 とはいえ、これは私の考えにすぎない。日企業一般では、「解雇された人間」を回避するような傾向はおそらくあるだろう。しかしこれは、現状ではまさに解雇規制があるために、企業が採用失敗リスクを最小化しようとして、属性による「統計的差別」をおこなうからだ。新卒偏重も、学歴重視も、女性・中高年・未経験者が不利なのも、すべてここに発している。いわば「解雇規制が差別を生み出している」のだ。 解雇規制のないアメリカでは、1年のあいだに

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    kodaif 2010/03/14
    "会社を変わったら才能を発揮しはじめる、ということはいくらでもあると思う。会社と人間にも「相性」がある。上司も経営者も人間だから、「合わない」ことがあるのは当然だし、「ミスマッチ」はつねに起きる。 "
  • プログラマに正社員的な「勤務」はフィットしない - モジログ

    UK STUDIO - プログラマという職業は「ふつう」の人には厳しくないか http://ukstudio.jp/2010/01/31/programmer_is_severe_job/ <業務外にコードを書いたり、技術書などを読むというのは素晴らしいことだと思う。けど、会社側がもし「業務時間外にコードを書いたり、技術書を読んだり、勉強会に参加しなさい」と言ったら、それは業務時間外労働と変わらないと思う。個人のたのしみとは別に会社側がそれらを求めたらそれは業務だ>。 <業務時間外に勉強をすることを業務時間外労働と捉えた場合、業務時間外労働をしないとやっていけない職種はおかしいというか病んでいるんじゃないかなぁ>。 これは面白い問題提起。「日々の学習や訓練と仕事が切り離せない」というのがこの話の要点のひとつだが、これはプログラマに限らず、デザイナーや建築家、文筆業、料理人、役者など、「プロ

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    kodaif 2010/02/06
    "しかし正社員ベースだとそれができないので、能力や成果を提供するというよりも、「勤務」を提供することになる。すると時間拘束が発生するので、「業務時間」の中なのか、外なのかといったことが問題になる"
  • 「けしからん」という精神論 - モジログ

    「最近の若者はけしからん」をはじめ、「けしからん」というフレーズがしばしば聞かれる。 「けしからん」は、「最近の若者」といったグループをひとまとめにして、その人たちの考え方や行動に見られる何らかの「傾向」を嘆くものだ。これは大抵の場合「精神論」である。 もし「最近の若者」といった一定規模の集団・グループが、ほんとうにある種の「傾向」を見せているのだとすれば、それは個人レベルのだらしなさに帰着できる問題ではなく、社会の「構造」の問題である。 どんな時代でも、どんな社会でも、どんな年齢層でも、できる人からできない人までの「分布」がある。その「分布」全体が特定の方向にシフトしているのだとすれば、それは個人レベルの傾向が集積したのではなく、その時代・その社会・その年齢層に対してなんらかの「力」を及ぼす、社会的な「構造」があるのだ。 この社会的な「構造」は、それ自体が「制度」であったり、「制度」が存

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    kodaif 2010/01/27
    "もし「最近の若者」といった一定規模の集団・グループが、ほんとうにある種の「傾向」を見せているのだとすれば、それは個人レベルのだらしなさに帰着できる問題ではなく、社会の「構造」の問題である。"
  • 「超人」を求める「ワルモノ論」をやめて、「凡人でも回せるシステム」を考える「制度論」を - モジログ

    政治家が悪い、官僚が悪い、マスコミが悪い、経営者が悪い、といった考え方は、完全に間違ってはいないにしても、問題の原因を「属人」的な部分に求めすぎている。こういう考え方は、きわめて高い能力と優れた人格を兼ね備えた人、いわば「超人」を要求するものだ。 日では中央政府に権限が集中しているので、政治家や官僚はとりわけ、「超人」であることが求められることになる。しかしこれは非現実的であり、「永遠にかなわぬ夢」だ。能力は高いけれども腹黒かったり、いい人なんだけど無能だったりするのが、人間というものだろう。能力も高く人格も優れている場合でさえ、日では「組織の論理」や「空気」によって、個人の才能が封じ込められてしまいやすい。 能力が高くて人格も高潔な「超人」のような人はめったにおらず、無限に供給されてこない。だから「超人」の登場に期待したり、それを前提とするのではなく、「凡人」でも社会が回るような「仕

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    kodaif 2010/01/27
    "「超人」のような人はめったにおらず、無限に供給されてこない。だから「超人」の登場に期待したり、それを前提とするのではなく、「凡人」でも社会が回るような「仕組み」「システム」「構造」を作る必要がある。"
  • ポジショントーク大歓迎 - モジログ

    ネットではしばしば、「それはお前に都合がいいだけのポジショントークだ」といった批判を見かける。 別にポジショントークでもいいんじゃないか?と私は思う。 ポジショントークかどうかが重要なのではなく、その人の言っていることが妥当なのか、有益な見方を含んでいるのかどうかが重要だろう。 「それはポジショントークだ」と批判する人は、要するに「もっと客観的な立場から発言せよ」と言っているのだと思うが、完全に客観的になることはそもそも不可能だ。それに、ヘタに客観的であろうとすると、何を言っても主観的になるように思えてきて、保留だらけの意味不明な発言になったり、結局何も言えなくなったりする。これはちょうど、失敗やリスクを徹底的に回避しようとすると、結局何もできなくなるのと似ている。 以前、ポール・グレアムの「反論ヒエラルキー」を紹介したことがある。 反論ヒエラルキー http://mojix.org/20

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    kodaif 2010/01/18
    "あくまでも論旨の上で反論すべきだろう。特定の立場にある人の意見が、必ずしも独善的な意見とは限らず、その立場にあるからこそ、平均的な一般人よりも「問題の構造」が見えている、という場合も少なくない。"
  • 終身雇用や日本的経営の是非が問題なのではなく、それを国が強制してしまっていることが問題なのだ - モジログ

    昨日のエントリで書いた、「公開会社法」に関する藤末議員の見解に発した議論で、MIT SloanのMBAに通うLilacさんという方が、藤末議員を擁護するスタンスの意見を書いている。 My Life in MIT Sloan - 会社は当に株主のものか?という疑問に答える http://blog.goo.ne.jp/mit_sloan/e/84565d657e07853dbbb491f9e7cb7ba6 <「株主価値経営が当然だっていうけど、当に株主だけなのかなあ? 企業って従業員も取引先もお客様も大事だし、ひいては社会的な使命をもってるんじゃないのかなあ」 こういうぼやきが、今の世の中で、実際に企業経営に誠実に携わっている人の、率直な感想じゃないかと思う。 別に経済学や経営学の知識で武装しなくても。 多分、漠然と株主主権が問題、と思ってるのは藤末議員だけじゃない>。 その上で、岩井克

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    kodaif 2010/01/09
    "むずかしいところがあるのも確かだと思う。いくら経済学や経営学の学問的成果を見せたり、会社法などの法律論をやっても、「それでも日本的経営が正しいのだ」と固く信じる人を説得する材料にはならないだろう。"
  • 企業が通貨を発行する時代 通貨という「プラットフォーム」 - モジログ

    創業記 - 企業通貨の未来(2009/11/11) http://yy.dsigr.com/?eid=805377 <私達は、普段気楽にJALのマイレージや家電量販店のポイントを貯めています。しかしこのポイントは、実は、ものすごい破壊力と可能性を秘めています。ポイントというと可愛らしく聞こえますが、実際には2005年の時点で、4500億円、しかし実は10兆円を超えて発行されていると予測されます。 私達が貯めているポイントカードは、実は立派な企業通貨です>。 <今後、母体の信用をベースに発行されたマイレージやポイントが、流通され、他のポイントとくっつく(ペックされる)ことによって、独自の企業通貨経済圏が出来てくると思います。 企業は、国に縛られず、世界中に展開することができるので、そのうち国が発行する通貨よりも強い企業通貨が現われるかもしれません。 実際、アフリカの小国が発行する通貨よりも、

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    kodaif 2010/01/04
    "その企業にアウトソースする、といったこともありうるかもしれない。そうなれば、小国であることがハンディやデメリットではなく、国の仕組みをスピーディにどんどん変えていけることがむしろ強み・メリットになる"
  • クラシックという音楽ジャンルの強みは、「設計」の良さが保証されていること - モジログ

    クラシックという音楽ジャンルがいい点のひとつは、「ハズレ」の作品にあたることが少ないことだ。 私がこれまでに買ったクラシックCDはおそらく数百枚くらいで、クラシック以外のCDはその10倍くらい買っていると思うが、クラシックCDで「これはクソだ」と思わされたことはほとんどない気がする。 大半のクラシックCDは、まさに「クラシック」である大作曲家の定番曲を演奏しているので、少なくとも曲自体はいい。もちろん好みはあるにしても、曲自体の完成度が保証されているわけだ。 ソフトウェアふうに言うと、「楽譜という設計」と「演奏という実装」が分離していて、そのうち「楽譜という設計」の部分の完成度が保証されている。だからこそ「クラシック」なわけだ。 そして特にオペラの場合は、1人の作曲家について多くても10作品くらいしかないようで、演奏する側も通しで全曲演奏するとなると、とんでもなく大がかりなものになる(時間

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    kodaif 2009/12/30
    "好みはあるにしても、曲自体の完成度が保証されているわけだ。ソフトウェアふうに言うと、「楽譜という設計」と「演奏という実装」が分離していて、そのうち「楽譜という設計」の部分の完成度が保証されている。"
  • 「手を加えない」という高度な判断 - モジログ

    最近、とてもおいしい和べる機会があった。 その和は、「すごく手間がかかっている」のではなく、ぱっと見には「あまり手間がかかっていない」ように見える。 しかし、ものすごくおいしいのだ。まず、良い素材が選ばれている。そして、それを処理したり、味付けする「加減」がじつに精妙なのだ。その「加減」の選択、「それでいい」という判断は、きわめて高度なセンスのもとにおこなわれている。 料理に限らず、音楽でも、映画でも、デザインでも、なんでもそうだと思うのだが、いいものというのは「やりすぎ」がない。いいものを作れる人というのは、「何をやるべきか」をわかっている以上に、「何をすべきでないか」をわかっている。 何かをしないという判断は、決して無知なのではなく、「それをすべきでない」という知恵・センスに裏打ちされていることが多い。「それをやると、台無しになる」ことがわかっているのだ。 いいものを作れる人、

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    kodaif 2009/12/24
    "何かをしないという判断は、決して無知なのではなく、「それをすべきでない」という知恵・センスに裏打ちされていることが多い。「それをやると、台無しになる」ことがわかっているのだ。"
  • 「売ること」は「説得すること」 技術者のほうが営業に強みを持っている - モジログ

    TechCrunch - 生き残るためには、売ることがすべて http://jp.techcrunch.com/archives/20091212its-all-about-selling-for-survival/ <起業家に必要なスキルの中に、ビジネススクールでは教えてくれないことが一つある。それは「売る」こと。たしかに「販売」ということばには、中古車セールスマンがポンコツ車を売り歩く悪いイメージがつきまとう。しかし、自分を信じてもらうよう相手を説得する能力は必須だ。それは、販売が金のために商品を売ることだけではないからだ。販売とは人生である。理想的なパートナーをデートに誘うのは販売活動である。子どもに野菜をべる気にさせるのは販売活動である。ボスに昇給の交渉をするのは販売活動である。そしてもちろん、会社をGoogleに売ることは、間違いなく販売活動である。人の言葉に耳を傾け、相手の欲

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    kodaif 2009/12/22
    "技術の世界と、営業や経営の世界は、「ギーク」と「スーツ」などと呼ばれるように、異質な「2つの文化」である。これらを両方持っている人間は少ないので、この2つを兼ね備えていることは大きな強みになる。"
  • 自分の値段はいくらなのか - モジログ

    Rails で行こう! - 格化する頭脳流出 http://d.hatena.ne.jp/elm200/20091217/1261055283 <日がバブル景気に沸き立っていた1990年前後、私は、東京の大学生だった。バブルのころ日がどれほどの繁栄を極めたか、実際に体験している。いまの個人的なプロジェクトは、そういう時代を忘れることだ。あれは、夢だ、幻だ。日人だというだけで、月50万円とか稼げる時代はもう終わった。これから何をしても、私はそれほど稼ぐことはできないだろう。私のベトナム人の友人たちは、優秀だが、みな月給2万円・3万円というレベルで仕事をしている。正直、私のほうが生産性が高いにしてもせいぜいその3倍。客観的に自分に値札をつけるとすれば、10万円がいいところだろう。10万円が私の適正価格だ。ものさしを差し替えろ。新興国の人々の視点に立て。そうすれば、また一から、新鮮な気持

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    kodaif 2009/12/22
    "「その時点での市場参加者の総意」だと考えるしかない。市場参加者が全員バカで、全員が過小評価している、あるいは逆に過大評価しているということは当然ありえるが、それは「あとから振り返って初めてわかる」"
  • 「訪問販売お断りシール」問題 相手のいやがることをする「自由」はない - モジログ

    asahi.com - 大臣に橋下知事「どっちの味方」 訪問販売お断りシール(2009年12月21日13時7分) http://www.asahi.com/politics/update/1221/OSK200912210041.html <福島瑞穂消費者担当相と大阪府の橋下徹知事が21日、府庁で会談し、1日の改正特定商取引法施行の際に問題となった「訪問販売お断り」シールの解釈を巡って論戦した>。 写真:訪問販売お断りシールを手に意見を交わす福島担当相と橋下知事=21日、大阪府庁訪問販売お断りシールを手に意見を交わす福島担当相と橋下知事=21日、大阪府庁 <橋下知事は、消費者庁がお断りシールを「業者の訪問を拒む意思表示にならない」と判断したことを問題視する新聞記事のコピーを渡し、「お互い弁護士だから分かると思うが、高齢者や知的障害の方を守るには業者と顔を合わさないことが最も重要。業界と消費

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    kodaif 2009/12/22
    "「強者」なんだから自由を守られなくてもいい、という考え方はおかしい。「強者」か「弱者」かに関係なく、「契約の自由」があるべきだし、いやがることを強制されない「自由」が誰にもある。"
  • 竹中平蔵vs菅直人 「現実が変わった」ことを受け入れられない日本 - モジログ

    産経ニュース - 【菅vs竹中論争】(1)竹中氏「郵政の再国有化は残念」(2009.12.16 17:22) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091216/plc0912161726014-n1.htm <菅直人副総理・国家戦略担当相は16日、内閣府で行われた成長戦略策定会議の「検討チーム」に竹中平蔵元総務相を招き、成長戦略について約35分間にわたり議論を戦わせた。やりとりの詳細は以下の通り>。 これ以下、4つの記事に分けて、竹中氏と菅氏のやりとりが詳細に収録されている。 産経ニュース - 【菅vs竹中論争】(2)菅氏「小泉・竹中路線は失敗」(2009.12.16 17:25) http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/091216/plc0912161728015-n1.htm 産経ニュース - 【

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    kodaif 2009/12/17
    "わかりやすさもさることながら、その説得の「ねばり強さ」だ。あまり経済をわかっていない人に対しても、馬鹿にしたり、ブチ切れることなく、できるだけ話をあわせながら、自分の論点をなんとか説得しようとする。"
  • 「派遣禁止なら正社員雇う」企業は14% 派遣禁止は「幸福が望ましいから不幸を禁止する」ようなもの - モジログ

    asahi.com - 「派遣禁止なら正社員雇う」14% 100社アンケート http://www.asahi.com/business/update/1207/TKY200912070318.html <鳩山政権が打ち出す製造業派遣と登録型派遣の原則禁止について、朝日新聞が全国主要100社を対象にアンケートを実施したところ、禁止された場合の対応(複数回答)で「正社員を雇う」と答えた企業は14社にとどまり、契約社員や請負など非正社員の活用で対応するケースが大半を占めた。規制強化による安定雇用は進みそうにない>。 <調査は11月9~20日に実施した。製造業と非製造業の各50社を対象に、原則として経営トップに面談した。 「(直接雇用の)契約社員で対応する」が36社で、製造業、非製造業とも最多だった。「請負・委託契約」で対応するという企業も、製造業を中心に30社あった。「生産設備を海外に移す」と

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    kodaif 2009/12/16
    "そもそも日本企業の正社員採用を難しくしているのが、解雇規制なのである。解雇規制で正社員採用を難しくしておいて、さらに規制で正社員以外採るなというのだから、カフカも真っ青の不条理さだ。"
  • 「苦労を売る」ビジネス - モジログ

    最近はあまり聞かなくなったが、「苦労は買ってでもせよ」という言葉がある。 経済が不調でも、戦後などに比べれば、いまの日はまだまだ恵まれている。いまの日ならば、「苦労してみたい」という人、多少のお金を出してもいいから、文字通り「苦労を買いたい」という人は、けっこういるんじゃないだろうか。 いまの日でも、「毎日が苦労の連続だ」という人ももちろんいるだろう。しかし大多数の人は、同じような毎日の繰り返しで、「毎日が退屈だ」と感じているのではないだろうか。 友達と飲みに行ったり、街で買い物したりして、毎日それなりに楽しくはあるのだが、どこかむなしい。そういう「退屈」だ。 人間というものは、「苦労」はそんなに嫌いではないと思う。人間が嫌いなのは「退屈」だ。 いま「退屈」だと感じている人は、多少のお金を出してもいいから「苦労を買いたい」と思うかもしれない。 「苦労」をうまくパッケージ化すれば、きっ

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    kodaif 2009/12/16
    "人間が嫌いなのは「退屈」だ。いま「退屈」だと感じている人は、多少のお金を出してもいいから「苦労を買いたい」と思うかもしれない。「苦労」をうまくパッケージ化すれば、きっと新しいビジネスになる。"
  • 「思考の一貫性」に対する信頼 - モジログ

    qune - 「○○さんだったらどう考えるだろう」と思えることが言論のミソなんでねいかと http://qune.cside.com/archives/001498.html <finalventさんのネットにおける存在意義は,決して小さくないと思っています。それは,氏の主張が正論だからとか,予想の類がよく当たるからとか,あるふぁなんちゃらだからとかいった理由からではありません。むしろ,氏の考え方を読ませてもらうたびに,自分と異なる考え方や価値観が流入するのを感じるくらいだし,しばしば衝突や葛藤も生じています>。 <それにもかかわらず,あたしが氏の発言を読み続けるのは,物事を考える上で,氏の発言がひとつの極を形成しているからです。もちろん,これはあくまでもあたしの個人的な話なわけだけれども,ネット上でその手の発言している人も,おそらくあたしと同じように葛藤を抱いたり賞賛を送ったりしているは

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    kodaif 2009/12/13
    "もちろん好きで、たくさん読んでいるし、一般的にも価値が高いのは疑いないだろう。しかし、ブログというメディアの本質的な面白さを体現しているのは、ジェネラリスト的なブログのほうだと考えている。"
  • 民間には力があるのに、政府がジャマしていることが日本の問題 - モジログ

    Kudo Publishing's BLOG - 後言再録(第5回)(2008.01.05) http://blog.kudo-publishing.com/?eid=737071 <なぜ、いつの時代も税金の無駄遣いがなくならないのか? 他人のお金だから。 公衆トイレがいつも汚れているのはなぜか? しょせん、“他人のトイレ”。 しかも、知人・友人のものでもない。不特定多数の人のトイレだ。自分の家のトイレならすぐきれいにする。 しかし、公衆トイレが汚れていてもきれいにしようとする人は少ない。 結果、汚れに汚れが積み重なって、公衆トイレは果てしなく汚れていく――“公的資金”で清掃しない限り――こうした人間の質に照らせば、「なるだけ小さな政府で」という方向性は間違っていない>。 <今から思えば、36年前の自民党総裁選は大きな分水嶺だった。 自民党内部の戦いだったので、当時は見えづらかったが、大

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    kodaif 2009/12/06
    "結果が異なるのは明らかだ。しかし国の政治となると、一般人なら当然の経済感覚がなくなってしまい、成金オヤジのようにパーッと使ってしまうことが「景気対策」などと呼ばれ、正当化されてしまう。 "
  • 事業仕分けは人間がやるべきものではなく、「市場」がやるべきもの - モジログ

    連日何かと話題の事業仕分け。財務省主導だとか、ほんとうに切るべきところは切っていないとか、文句をつければいくらでもあるが、少なくとも鳩山政権がこれまでやってきたことの中では、評価できるものだと思う。 実際の削減額は少なくても、政府が税金を使って何をやっているのか、それがどういう理屈で続けられてきたのか、ということの一端がわかり、国民の注目を集めたことの意義が大きい。一部を見れば、全体も予想がつくからだ。 来なら、政府がやっていることをひとつ残らず「仕分け」して、どうしても政府でなければできないことだけを残し、あとは全部民営化すべきである。社会がほんとうに必要としている事業は、民営化しても成立する。逆に社会が必要としていない事業は、民営化すれば自立できないので、自然に消えていく。 スパコン予算をはじめ、「この事業は要るか、要らないか」「どのくらいの規模にすべきか」を事業仕分けで勝手に決めら

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    kodaif 2009/12/06
    "日本への投資というよりも、単にいまカネが欲しいだけだろう。科学や芸術への投資に価値がないわけではないのはもちろんだが、どんな分野であっても、税金による投資の「公益」を客観的に証明できるはずがない"