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ブックマーク / xtech.nikkei.com (191)

  • 動けばいいんだ!小学生の自由研究「Raspberry Piでゲーム機を作る」

    前回執筆した「壊れる予兆を確認したのに「まだ大丈夫」でデータが全部消えた」とその前の「脆弱性を突かれて、実家と自宅の250kmを一晩で往復した話」は、いずれも書いた人が驚くほど読まれた。自らの失敗をさらした日記のような内容だったのだが、読者の方がバックアップやセキュリティについて改めて考えるきっかけとしていただけたのなら幸いだ。 今回は、小型コンピュータ「Raspberry Pi」を使った話だ。といっても、何かと組み合わせて今まで思いも寄らなかった用途に使ったとか、特性を引き出すような高度な使い方をするといった、真面目な活用例ではない。 我が家の子どもの夏休みの自由研究、そのテーマにRaspberry Piを選んだのだ。具体的には「Scratch(スクラッチ)」で動くゲームと、「GPIO」に接続する段ボール製デバイスを子どもが自作した。Scratch教育用にも使われているプログラミング

    動けばいいんだ!小学生の自由研究「Raspberry Piでゲーム機を作る」
    koemu
    koemu 2014/10/15
    「高すぎる理想をまずは打ち砕く」って話が興味深い。完成品の高度なゲームの実装をみているので、いきなりそれができると思っている子も少なくない。
  • 小学生から大学生までが入選作を披露―U-22プロコン最終審査会

    22歳以下の若者を対象に“最強のプログラマ”を決定する「U-22プログラミング・コンテスト」の最終審査会が2014年10月5日、秋葉原UDXで開催された。予備審査を通過した、小学5年生から大学生までの入選者20組がプレゼンテーションを実施。尚美学園大学芸術情報学部情報表現学科の小泉力一教授を委員長とする審査委員会による最終審査を経て、「経済産業大臣賞」などの各賞が発表された。 同コンテストは、「日プログラミング学習熱を高めよう」というコンセプトの下、34年にわたり開催されてきた歴史あるプログラミング・コンテストだ。昨年までは「U-20プログラミング・コンテスト」として経済産業省が主催してきた。35回目となる今年は、サイボウズ、日マイクロソフトなど多くの協賛企業で構成される「U-22プログラミング・コンテスト実行委員会」が主催し、コンピュータソフトウェア協会(CSAJ)が運営を担当。経

    小学生から大学生までが入選作を披露―U-22プロコン最終審査会
  • 超上流工程における合意形成手法「Exアプローチ」

    情報システム開発の超上流工程では,新しいサービスや業務プロセス(ビジネス要件)の検討と,それらを実現するためのシステム要件の開発とを並行して進める必要がある.論文では,ユーザ企業と開発ベンダが協力の上,ステークホルダ間における合意形成を段階的に進めることによって,ビジネス要件とシステム要件の検討を並行して進めることを可能とする手法「協創プロセスによる段階的合意形成手法= Ex アプローチ」に関して,事例を通じて紹介し,これを導入する効果・利点について述べるとともに,今後の課題を明らかにする. 1.はじめに 論文で「超上流」とは,図1に示すように,新しい事業(商品やサービス)を実現するためのシステム化要求を受けて業務要件を検討する,ビジネスレベルでの要件(以下「ビジネス要件」)定義を行う工程のことである[1].システム開発の超上流工程は,高品質で安心・安全なソフトウェアを開発するために,

    超上流工程における合意形成手法「Exアプローチ」
  • 要求工学知識体系(REBOK)の誕生――ユーザとベンダの共通基盤を作る――

    要求工学知識体系(REBOK: Requirements Engineering Body Of Knowledge) は,現場で要求工学を実践するために,実務家と研究者が協力して世界に先駆けて開発し,2011 年6 月に刊行した.REBOK の開発では,ソフトウェア工学知識体系(SWEBOK),ビジネス分析知識体系(BABOK),プロジェクトマネジメント知識体系(PMBOK) などの関連する知識体系や国際規約を分析し,これらの知識体系を関係づけ,要求工学全体を対象とする知識体系の確立を目指した.そのため,知識体系(BOK) とその構築方法のあり方に立ち返って,BOK の構造と知識の表現方法などの根から検討した.これに基づき,要求工学の諸知識をグローバルな共通性と我が国固有の技術の両面から再構成し,実務家の視点から有用性を評価し,整理した.REBOK に基づき企業内での専門家育成や大学の

    要求工学知識体系(REBOK)の誕生――ユーザとベンダの共通基盤を作る――
    koemu
    koemu 2014/09/05
    中谷先生だ。ちなみに筑波大学の社会人大学院では、要求工学の講義があり、実際に営業・企画・総務の仕事をやっている人も混じってワークショップをします。
  • Rubyプログラミング、講座をつまらないと生徒が感じたら大失敗

    まちづくり三鷹は小中高の児童・生徒を対象にしたRubyプログラミング講座を継続して実施している(関連記事)。最近になって特に人気を集めているのが、小学生向けの講座である。小学生向け講座の開設当初から講師を務める竹下麻由氏(写真1)に教え方のコツや実践する上での課題について聞いた。 どういう経緯で講師になられたのですか。 ソフトウエアエンジニアとして勤めていたメーカーを退職した後、子育て支援のNPO(非営利組織)でIT関連のお手伝いをしていました。そのNPOがまちづくり三鷹と付き合いがあったので、小学生向けのRubyプログラミング講座を立ち上げるときにお声掛けしていただいたのがきっかけです。約3年前のことです。 どのような生徒が参加されているのですか。 大まかには、クラスに1人か2人くらいいる賢そうな生徒が来ているといった印象です。3年間見てきて強く感じるのは、お父さんやお母さんといった保護

    Rubyプログラミング、講座をつまらないと生徒が感じたら大失敗
    koemu
    koemu 2014/09/02
    学校の教室でやると、また大変だと思う。私塾とモティベーションが違う。
  • 理系志向の女子中高生がロボットプログラミングを体験

    理系を志向する女子中高生を対象に、IT企業で働く女性社員との交流とプログラミング体験を通じてIT分野に関心を持ってもらうイベント「女子中高生のための情報・メディア工房2014」が2014年8月26日に開催された。津田塾大学女性研究者支援センターが主催して毎年8月に開催している1日体験イベントで、今年で4回目となる。 同日に参加した女子中高生は15人。午前中にサイバーエージェント社を訪問、教育事業を手掛ける同社子会社のTech Kids CAMPの女性社員などと交流し、具体的な業務内容や働き方について意見交換した。午後には、津田塾大千駄ヶ谷キャンパスの津田ホールにて、“ともだちロボット”を作ってプログラムで制御するワークショップに参加した(写真1)。 同ワークショップは、小型PCボートのRaspberry Pi、Scratchベースのプログラミング環境、Arduino互換基板マイコンボー

    理系志向の女子中高生がロボットプログラミングを体験
  • 「これからの時代ソフトウエアは基礎教養」、韓国の小中学校でソフトの義務教育を実施へ

    韓国政府は2014年7月23日、国家経済成長のために「ソフトウエア中心社会を作る」と発表した。2015年3月の新学期から中学校の、2017年3月から小学校の正規教育課程としてソフトウエアを教えることにした。高校では2018年3月から選択科目としてソフトウエアを教える。韓国政府が言うソフトウエアとは、ハードウエアを除いた全て。ソリューション、アプリケーション、コンテンツなどである。 韓国政府は、「スマートフォンの登場以降、ソフトウエアとサービスが商品の価値を決める時代になった」として、「子供たちがソフトウエアを理解して扱える能力を養うことで、全産業で既存産業とソフトウエアを融合した新しいアイデアが生まれるだろう」と期待している。 今までのソフトウエア教育は、ソフトウエアを作ることやソフトウエア産業そのものの市場規模を大きくすることに焦点を当てていた。これからは、ソフトウエアに関する基礎知識を

    「これからの時代ソフトウエアは基礎教養」、韓国の小中学校でソフトの義務教育を実施へ
  • 小中高生向けにRubyプログラミング講座を提供、各地での広がりも期待

    まちづくり三鷹は小中高の児童・生徒を対象にしたプログラミング講座を継続して実施している。2014年7月には小学生向け講座のテキストに基づいた書籍『小学生から楽しむ Rubyプログラミング』を発行するなど、小中高の児童・生徒向けのRubyプログラミング講座に力を入れている。講座を担当するまちづくり三鷹の大川毅氏(写真1)にプログラミング講座の狙いを聞いた。

    小中高生向けにRubyプログラミング講座を提供、各地での広がりも期待
  • アルゴリズム競う中高生の祭典、注目度急上昇の国際情報オリンピック

    国際情報オリンピックは、数学オリンピックなどと並ぶ高校生以下を対象とする八つの国際科学オリンピックの一つ。1989年に創設され、今年で26回目の開催となる。各国4人が代表選手として参加し、獲得した点数に従って、上位約12分の1の選手に金メダル、次の約6分の1に銀メダル、さらに次の約4分の1に銅メダルが個人に授与される。上位半分に入れば、メダルを獲得できる。 台湾大会では、2014年7月15日に5時間で3問、同17日にも5時間で3問が出題され、出場選手は、与えられた課題を解くためのプログラムを作成する。ただし、プログラムを実装できれば正解、とはいかない。単にプログラムを書いただけでは、実際に処理を実行した際に制限時間内に答えが出ないような問題がほとんどだからである。例えば10秒間の実行時間で、どれだけのデータを処理できるか。そのボリュームに応じて、獲得できる点数も変わる。1問100点満点、計

    アルゴリズム競う中高生の祭典、注目度急上昇の国際情報オリンピック
    koemu
    koemu 2014/08/04
  • 羽田空港でスマートウオッチとBLEビーコンを業務活用、JALの狙いとは?

    航空(JAL)は、東京・羽田空港第1ターミナルで2014年7月16日から実施しているスマートウオッチの業務活用に関する実証実験の様子を報道陣に公開した(関連記事:ビーコンとスマートウオッチで地上業務改革、JALが羽田空港で実証実験)。 JALは既に客室乗務員(CA)全員にタブレット(米アップル製の「iPad mini」)を配布し、運航乗務員(パイロット)への配布も予定する(関連記事:JALの客室乗務員が「笑顔」に専念、タブレット6000台の威力)。これに続いて、地上スタッフ(グランドスタッフ)の“情報武装”を検討しているというわけだ。 その情報端末として、スマートフォンでもタブレットでもなく、スマートウオッチを選んだ。まだ一般消費者向けにも浸透しておらず、企業が業務に活用しようという取り組み自体が珍しい。その様子を写真を交えてリポートする。 LG G WatchとGALAXY Gear

    羽田空港でスマートウオッチとBLEビーコンを業務活用、JALの狙いとは?
  • プログラミングが楽しいと思えないのは悪いことなのか

    ここ半年ほど、「プログラミングを職業とすることの意味」を考え続けています。私自身は職業プログラマではないので、プログラマ向けの各種サービスを取材して、何とか手がかりをつかもうとしています。これまでに、技術情報共有サービス「Qiita」、競技プログラミングサイト「topcoder」、技術者が企業を気軽に訪問できるきっかけを提供する「Wantedly」、技術者が得意なスキルをアピールできる「Forkwell」、プログラミングの実力を測定できる「CodeIQ」や「paiza」を取材しました。 そうした取材の成果は、折に触れてITproや日経ソフトウエアにまとめています。具体的には、ITproの「『プログラマの役に立つものを提供していきたい』、情報共有サービス『Qiita』の挑戦」や「『60万人の一流プログラマ』が『成功率93%のSI』を実現するtopcoder」といった記事です。このテーマの集大

    プログラミングが楽しいと思えないのは悪いことなのか
    koemu
    koemu 2014/07/29
    「仕事が好きかどうか聞かれれば、好きなのだと思います。…ただ、肝心の「文章を書く」という作業はどうかというと、実は「好き」とか「楽しい」とか思ったことはありません。」
  • Red Hat Enterprise Linux 7がやってきた

    業務系のサーバーOSなどに広く使われている有償Linuxディストリビューションの「Red Hat Enterprise Linux」(RHEL)が4年弱ぶりにメジャーバージョンアップし、バージョン7になった。RHEL 7は米国では6月10日、国内では7月10日に発表された。 従来版のRHEL 6は、仮想化基盤(KVM)を支えるOSとしての側面が強かった。RHEL 7は、クラウド基盤(IaaS、OpenStack)やアプリケーション配信基盤(Docker)を支えるOSという側面も併せ持つ。 この新しいRHEL 7に盛り込まれた新技術や新機能を取り上げ、仕組みと使い方のほか、その活用によってインフラシステムの構築/運用がどう変わるのかをレッドハットのエンジニアチームに解説してもらう。なお、紹介する新機能は基的に、7月7日にリリースされたRHEL互換ディストリビューション「CentOS」のバー

    Red Hat Enterprise Linux 7がやってきた
    koemu
    koemu 2014/07/24
    まずはここを読むと良い
  • ビジュアルプログラミング言語「ビスケット」のカンファレンスが初開催

    プログラミング教育に関するカンファレンス「第1回ビスケットユーザーズカンファレンス」が筑波大学東京キャンパス文京校舎で2014年7月13日に開催された。ビジュアルプログラミング言語ビスケット(Viscuit)の普及を目的に、ビスケットを使った教育を実践しているプログラミング学習促進団体や教育関係者が登壇、活用事例などを発表した(写真1)。

    ビジュアルプログラミング言語「ビスケット」のカンファレンスが初開催
  • #1 プログラマーの三大美徳その1「怠慢」

    小飼弾です。ご機嫌はいかがでしょうか。 前回の記事では、私がタイトルを決めない理由についてお話しましたが、そうは言っても「プログラマー」というのは立派な肩書(title)の一つでもあります。というわけで今回はプログラマーとしての話題を扱います。 プログラマーには、次の美徳が絶対に必要です。この美徳の一つでも欠く人は、プログラマーとなってはいけません。また、これらの美徳を欠いているにも関わらずプログラマーという職業に就いてしまった人は、今すぐ転職を考えましょう。それくらい重要な美徳です。 怠慢(Laziness) 短気(Impatience) 傲慢(Hubris) 「そんな人はプログラマーに限らず仕事ができないはず」と思ったあなたは「怠慢」で「短気」で「傲慢」な素質があるかも知れません。まずは怠慢から解説します。 「ラクダ」の愛称で親しまれている"Programming Perl"において

    #1 プログラマーの三大美徳その1「怠慢」
    koemu
    koemu 2014/07/02
    改めて三大美徳
  • プログラミングバトルが圧巻だった「Scratch Day 2014 in Tokyo」

    学習用プログラミング環境「Scratch(スクラッチ)」のイベントが2014年5月17日、東京大学郷キャンパス情報学環・福武ホールで開催された(写真1)。 東京の会場でのイベント名は「Scratch Day 2014 in Tokyo」(主催: Scratch Day 2014 in Tokyo 実行委員会、共催: NPO法人CANVAS)。児童とその保護者、教育関係者を対象にしたさまざまなワークショップや体験コーナー、ポスター・デモ展示、パネルディスカッション、プログラミングバトルなどが開かれた。 Scratch Dayは世界各地でScratchに関する催し物を年に一度同時期に開催するというもの。国内では東京以外にも、函館、札幌、郡山、三島、浜松、名古屋、大阪(写真2)、広島、和歌山などで5月上旬から下旬にかけて順次開催される。

    プログラミングバトルが圧巻だった「Scratch Day 2014 in Tokyo」
  • [3]「山手線トレインネット」が無料Wi-Fiをやめた理由

    今回は、東日旅客鉄道(JR東日)が2014年3月に格サービスを始めた「山手線トレインネット」(写真1)を取り上げる。先に断っておくが、現在の山手線車両ではWi-Fiサービスは提供していない。今後も提供する予定はない。 JR東日でも、「特急成田エクスプレス」や「特急スーパーひたち・フレッシュひたち」の新型車両で車内Wi-Fiを利用できる([4]も参照)。主要駅では無料Wi-Fiサービスも提供している。 山手線トレインネットも、過去の実証実験では無料の車内Wi-Fiサービスを提供していた(関連記事)。にもかかわらず、格サービスの開始に当たってWi-Fiサービスを省いた。「乗り物Wi-Fi大集合」という特集の趣旨からは少し外れるが、今回は、その経緯を含めて山手線トレインネットを紹介したい。 乗客のスマホにきめ細かく情報配信 「無料Wi-Fiをやめた理由」を説明する前に、2014年3月1

    [3]「山手線トレインネット」が無料Wi-Fiをやめた理由
    koemu
    koemu 2014/05/14
    やっぱり音波だったか。精度が高いと思った。
  • 情報オリンピック日本代表は中学・高校生各2人に決定、2018年には日本誘致も

    写真●左から日選手団の保坂和宏副団長、代表選手となる開成中学校の井上卓哉氏(中3)、灘高等学校の小倉拳氏(高2)、筑波大学附属駒場高等学校の隈部壮氏(高2)、開成中学校の髙谷悠太氏(中2) 情報オリンピック日委員会は2014年3月24日、第26回国際情報オリンピック(IOI)台湾大会に出場する学生4人を選抜、公表した。同時に、2018年にIOIの日開催を目指し、誘致活動を行うことも明らかにした。 今回選ばれたのは、中学生2人、高校生2人(写真)。いずれも情報オリンピックの存在をきっかけに、プログラミングやアルゴリズムに興味を持ったという。IOI出場を目指し、TopCoderとCodeforcesといったプログラミングコンテストに参加して腕を磨いた。 IOIは、高校生までの生徒を対象に、数理情報科学の問題解決能力を問う国際大会。与えられた情報処理の問題を解くプログラムを作

    情報オリンピック日本代表は中学・高校生各2人に決定、2018年には日本誘致も
  • Raspberry Piをなぜ子どもたちに与えるのか

    Googleが日IT教育を支援、5000台のRaspberry Piを提供へ――。 Googleの支援を受け、NPO法人CANVASがこの春から格的に活動を開始したのが、子どものプログラミング学習を支援するプロジェクトProgramming Education Gathering(PEG)」である(関連記事)。狙いは、子どもが継続的にプログラミングを学習できる場やコンテンツの提供。このPEGのワークショップを監修するのが、青山学院大学・津田塾大学 非常勤講師の阿部和広氏だ。プログラミング学習のツールとして、なぜ子どもたちに小型のPCボードであるRaspberry Piを提供するのかを同氏に聞いた。

    Raspberry Piをなぜ子どもたちに与えるのか
    koemu
    koemu 2014/03/07
    阿部先生だ
  • プログラミング学習に効くたった一つのことわざ

    プログラミング学習を促進するうえで大きな障害になり得るもののひとつに、人材不足がある。 産業競争力会議が2013年6月に発表した成長戦略素案(PDF)で、「ハイレベルなIT人材の育成・確保」を推進する具体的な施策として、「義務教育段階からのプログラミング教育等」が挙げられた。こうした経緯もあり、小中学生を対象にしたプログラミング学習への関心が高まっている。 その是非や具体策を議論するときに、必ずといってよいほど挙げられるのが、教える人材の不足である。小中学校の先生がプログラミングを教えられるのか、教えられない場合はどのように育成したらよいのか、といったものだ。 プログラミング教育に関するセミナーやシンポジウムでは、プログラミング学習の重要性については多く語られるものの、その具体策についてはなかなか踏み込めていない印象を受ける場合が多い。具体策に踏み込めない要因は、プログラミング学習の目的が

    プログラミング学習に効くたった一つのことわざ
  • プログラマの実力偽装を考える──初心者と中級者を分けているもの

    「プログラマの実力」とは一体何を指すのだろう、とよく考えることがあります。特に、プログラミング雑誌の編集者としては、「プログラミングの初心者と中級者を分けているもの」に、とても興味があります。 中級者と見なされるには、様々なものが求められるでしょう。特定のプログラミング言語の文法を隅々まで把握していることかもしれませんし、最新のライブラリやツールを使いこなせることかもしれません。たしかに、こうした知識は、優れたソフトウエアを開発するうえで重要です。ただ、そうしたノウハウは、使用するプログラミング言語や開発環境が変わると役に立たなくなることもあります。 そこで、日経ソフトウエア2014年4月号で、「中級者に必要なものは何か」をテーマにした「初心者脱出の近道は? プログラミングの『壁』大攻略」という記事を執筆しました。この記事では、中級者に必要なものを「良い習慣」と位置付け、どのような習慣が必

    プログラマの実力偽装を考える──初心者と中級者を分けているもの