南海トラフ巨大地震の想定震源域内で地震 南海トラフ巨大地震の想定震源域で発生した地震なのに、本当に南海トラフ地震とは無関係といえるのか。この地震は南海トラフ巨大地震発生の切迫性を示唆する「大地からの警告」ではないのか? 2024年4月17日(水)23時14分、豊後水道の深さ39キロメートルを震源とするM6.6の地震(以下「令和6年豊後水道地震」と呼ぶ)が発生した。愛媛県愛南町と高知県宿毛市で最大震度6弱のほか、中部地方から九州地方にかけ、広い範囲で震度5強~震度1が観測された。気象庁は、陸のプレートであるユーラシアプレートの下に沈み込んでいるフィリピン海プレートの内部で起きたスラブ内地震と推定している。この地震による被害は少なかったが、南海トラフ巨大地震の想定震源域内の地震発生ということで、当然ながら南海トラフ巨大地震の発生に何らかの影響を与えるのではないかという点に関心が集まった。 地震
