古代エジプト神官の墓:カフラー王 ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト 10月20日(水)15時3分配信 エジプトで新たに発見された墓の壁画。描かれているのは、この墓に埋葬された神官ルジカ(Rudj-Ka、右側)とその妻。専門家は、およそ4350年前の古代エジプト第5王朝末期の人物ではないかと見ている。 ギーザの3大ピラミッドにほど近い断崖で墓は見つかった。内部の装飾や副葬品からこの神官は、第4王朝時代のファラオ、カフラー王(在位紀元前2558〜2532年)の死後の祭礼儀式をつかさどっていたと考えられている。カフラー王はギーザの3大ピラミッドのうち、第2ピラミッドとスフィンクスの建造者としても知られている。 エジプト最高考古庁のザヒ・ハワス事務局長は古王国時代の風習についてこう話す。「王の死後、仕えていた神官らはピラミッドの周辺に移り住み、亡き王の祭礼儀式を行っていた」。神官ル