JR九州とJR西日本が2011年春から鉄道用のIC(集積回路)カード乗車券の相互利用を開始することが24日、分かった。九州新幹線が同年春に全線開通し、山陽新幹線との直通運転がスタートするため、在来線への乗り継ぎをスムーズにすることで利用拡大につなげる。ひと足先に10年春から九州と相互利用を始める東日本も加えたJRグループ3社が連携し、電子マネー機能でも相互利用に乗り出す。25日にも発表する。 JRグループのIC乗車券は、すでに西日本の「イコカ」(発行枚数約500万枚)と東日本の「スイカ」(同約3000万枚)などで相互利用している。新たに九州の「スゴカ」(同約20万枚)が、西日本の「イコカ」、東日本の「スイカ」と相互利用できるようになる。 これにより3社のICカードは、会員制の新幹線チケットレスサービス「EX−IC」との併用により、新幹線を利用してから、在来線に乗り継ぐために改札を一度、