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ブックマーク / pledgecrew.hatenadiary.org (3)

  • 「社会的差別」とはなにか - 遠方からの手紙(別館)

    こことの関連で、「社会的差別」という問題について、ちょっと書きたくなったので書いてみる。結論をあらかじめ述べておくと、種々の「社会的差別」と、たんなる個人的な不利益一般の問題とは、まったく別の問題だということだ。そのへんをごっちゃにしてしまうと、あれも差別、これも差別、ということになって、話がどんどん拡散してしまうよと。 たとえば、先生が特定の生徒をひいきしたり、スケベな社長さんがお気に入りの女性社員を優遇するというようなことは、世間では珍しくもない。それは、たしかに他の生徒や社員からすれば不当ではある。しかし、その理由が、相手が「ゴマすり上手」とか「言うことをよくきく」、「容姿がいい」などといった、その先生や社長さんの個人的な好みや利害から発する限り、それは「社会的差別」の問題ではない(厳密に言えば、そこでもなんらかの「社会的価値観」が働いているということはなくはないが)。 「社会的差別

    「社会的差別」とはなにか - 遠方からの手紙(別館)
    kokogiko
    kokogiko 2009/06/04
  • 個人は抽象的カテゴリの単なるサンプルではない - 遠方からの手紙(別館)

    生きている具体的な個人というものは、どんな場合にもある一つのカテゴリーだけにすっぽり収まるものではない。たとえば、川田龍平さんがエイズ患者であるとしても、彼のすべてがそのことに還元されるわけではないし、乙武さんが障害者だとしても彼の存在のすべてがそのことだけで説明されるわけでもない。 だからこそ、彼らがエイズ患者であり、あるいは障害者であったとしても、それとは別に、個人としての彼らを批判すること自体にはなんの問題もない(その内容や方法の是非はともかくとして)。 同様に、ある人が現に「派遣社員」であって、そのことが今の彼にとって非常に重い意味を持っているのだとしても、その人の存在は、そういうカテゴリーだけに収まるものではないだろう。もし、彼が自分で自分をそのように考え、そのように主張しているのだとすれば、それこそがおかしな話である。なぜなら、それは、自分は「派遣社員」であるということを除いて

    個人は抽象的カテゴリの単なるサンプルではない - 遠方からの手紙(別館)
    kokogiko
    kokogiko 2009/05/21
  • hagakurekakugoさんの例の発言をめぐって - 遠方からの手紙(別館)

    http://d.hatena.ne.jp/hagakurekakugo/20090503/p1 ここまで来ると思想云々ってより、もはや病気の類ですね。 同じ日人ってーか、同じ人類だとは思いたくないです。 たしかに、こういう言い回しはあまりいいとは思わない。こういう言い方は好みではないし、わたしならこういう言い方はしない。 しかし、この言葉も、たとえば汚い格好をして悪臭を放っているホームレスであるとか、手足が曲がっていたり、発音が不明瞭だったりする障害者だとかに侮蔑的に投げつけられる場合と、そういうことを言う者らに対して投げ返される場合とでは、その意味する内容がまったく違う。早い話、「同じ人類だとは思いたくない」という言葉がさしている内容が、両者では全然違っているのだから、同列に扱えるはずがない。 前者は徹底して非難されるべきだが、後者の場合であれば、基的に支持されるべきだ。それを、た

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    kokogiko
    kokogiko 2009/05/08
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