川内優輝、世界陸上代表「市民ランナー」の強さの秘密 - Japan Real Time - jp.WSJ.comその理由は何か。引き締まった長距離ランナーの体型でもなければ、ゴール後に倒れ込み、医務室に搬送されたことでもない。2時間8分37秒という素晴らしいタイムを記録し、陸上の世界選手権（8月27日開幕、韓国・大邱）男子マラソン代表の内定基準をクリアしたことでさえない。 川内選手が実業団チームに所属しない市民ランナーだったことに人々の注目が集まったのだ。日本では通常、トップレベルのランナーは実業団チームに所属しているが、東京マラソン翌日にさまざまな国内メディアに「市民ランナー」として取り上げられた川内選手は、週5日勤務する埼玉県職員。練習に必要な費用をすべて自費でまかなうアマチュア・ランナーだ。 強さの秘密は何なのか。ハードなトレーニングを重ね、大会に合わせて最高のコンディションに持っていくのはもちろん重要だが、何よりも走ることを楽しむのが重要だと川内選手は言う。厳しい練習自体が目的になってしまう
