新潟市の行政がウラジオストク市との定期船就航を検討していることを、ウラジオストク市国際関係・観光課のウラジーミル・サプルィキン課長がコメルサント紙に伝えた。旅客・貨物船は週1便運航で、往復の運賃は400ドル(約4万円)から。新潟とザルビノ港の間のローロー航路案も検討されている。この航路では2011年からコンテナ船が運航しているものの、これまでに輸送20TEU、排水量1500トンにとどまっている。またザルビノ港にはコンテナ積み下ろし用クレーンもない。そのため日本側は現在、5000トンのローロー船の案を検討中だ。 現在のロシア極東へのアクセス 成田空港とハバロフスクおよびウラジオストクの航空輸送は、S7航空が行っている。成田-ウラジオストクの往復航空運賃は600ドル(約6万円)ほど。ウラジオストク港-韓国のトンヘ港-日本の境港では、クルーズフェリー「イースタンドリーム」が週1便運航している。