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ブックマーク / machida77.hatenadiary.jp (5)

  • CQBでのガン・テクニックC.A.R System - 火薬と鋼

    拳銃を両手で保持する場合、トリガーを引く利き手は前に押すように力をかけ、もう片方の補助する手は逆に銃を手前に引くように力をかける。 この前後の力で銃を安定させるのが両手持ちの構えの基だ。 スタンスと組み合わせてウィーバースタンス、アイソセレススタンス、モディファイドアイソセレススタンスなどのスタイルがある。 それ以外に、近年、銃の両手持ちのテクニックに近接戦闘(CQB)用の新しい技術が登場した。 C.A.R Systemと呼ばれる保持方法だ。C.A.RはCenter Axis Relockの略である。 雑誌記事でも紹介されており、私も海外の銃器雑誌でその存在を知った。 下は公式サイトの情報。 http://www.sabretactical.com/html/center_axis_relock__car_.html Sabre Tactical Training Resource& R

    CQBでのガン・テクニックC.A.R System - 火薬と鋼
  • 人は首への手刀で気絶するか - 火薬と鋼

    「人を気絶させる」ミステリの基礎スキルがハードル高い - Togetterで、首へ手刀を当てて気絶させることへの言及があったので、それについて書いておく。 首、それも側面に手刀を当てて気絶するメカニズムは、迷走神経(vagus nerve)への打撃で気絶すると説明されていることが多い(首の後ろ、延髄ではない)。これが首を圧迫する(絞める)ことで起きる頚動脈洞反射と同じものかどうかはよくわからない。状況によっては首経由で頭部を揺らしたことで脳震盪を起こしている可能性も考えられる。この機序について信頼性のある研究があるかどうか以前探したのだが、みつけられなかった。 ともかく実際に首側面の特定部位への打撃で一瞬にして気絶するということは武術の世界では知られている。 手刀・チョップ以外の打撃でもこの部位を打つ武術がある。英語圏では頸部に限らずこうした神経を打つ打撃を“nerve strike”と呼

    人は首への手刀で気絶するか - 火薬と鋼
  • 西洋甲冑を着けた状態で落馬するとどうなるか - 火薬と鋼

    Twitterの鎧の話題に関連して動画を一つ紹介してみよう。 今回は2004年に放送された英国のテレビ番組シリーズ『Weapons That Made Britain』から。 このテレビシリーズは英国の武器防具の歴史、製法、用法、攻撃力や防御力などを解説した面白い番組だ。 あえて全部の紹介はしないが、動画はYouTube等にあげられているので簡単に探せるだろう。 番組はsword、longbow、lance、shield、armourの全5回。どれも興味深いが、武術関係の人には特にswordの回がお勧めだ。 この番組のarmourの回で、甲冑をつけた人間は落馬した際にどうなるか、 中世武術の指導や著作で知られるMike Loadesがデモンストレーションしている。 西洋の甲冑(特にプレートアーマー)が鈍重で装着している人間が倒れたら起き上がれないという誤解は海外でも結構あるらしく、それに対

    西洋甲冑を着けた状態で落馬するとどうなるか - 火薬と鋼
  • 一般人の多くは過去の武器を重く見積もりがちなのか? - 火薬と鋼

    Twitterでみんみんぜみさん([twitter:@inuchochin])が紹介していたまとめサイトの奇妙な記事とコメントについて。 どんな技法を想定してるんだろ… コメント65 『>片手でも両手の一撃を防ぐ技術は結構存在する。 これは普通に認めてるよ。ただ信者がよく言うような図式はよっぽど相手が基のきの字も出来て無いようなのか体格や膂力差でもなきゃ無理だって話』http://t.co/GSEBhcjQOH— みんみんぜみ (@inuchochin) 2015年1月7日 (全部引用するのもどうかと思ったので一部だけの引用) ここで引用しなかったものも含めてくだんのまとめサイトの内容には色々とつっこみどころがあるが、気になったのは重さについての誤解・間違いだ。 以前、西洋甲冑の話で重さ・バランスの誤解について言及した。 西洋の甲冑(特にプレートアーマー)が鈍重で装着している人間が倒れた

    一般人の多くは過去の武器を重く見積もりがちなのか? - 火薬と鋼
  • ニューヨーク市警の命中率から - 火薬と鋼

    玄倉川さんの秋葉原通り魔事件の警察官の対応と銃についてのエントリ「据物撃ちなら誰でもできる」を読んで、ちょっと思い出したことがある。かつて月刊Gun誌にニューヨーク市警NYPDの警官の距離別命中率が出たことがあって、その値が低かったのだ。バックナンバーから探すのは面倒なのでGoogleさんに英語のデータを探してもらった。 http://www.theppsc.org/Staff_Views/Aveni/OIS.pdf こちらのPDFファイルの7ページ、上から2番目の表を見てほしい。これは1994年から2000年にかけてのNYPDの距離別命中率である。距離はヤードで、1ヤードは約90cm。 距離 0-2 3-7 8-15 16-25 25+ 不明 命中率 38% 17% 9% 8% 4% 2% かなり数値が大雑把な表だが、こうして見ると至近距離でも大半が当たらないことが分かる。もちろん日

    ニューヨーク市警の命中率から - 火薬と鋼
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